第2回:はーたんの「骨の髄まで美容コラム」春の3つのゆらぎ肌対策

こんにちは。
前回の記事、皆様からの反応、嬉しかったです🥰💓今回の記事は、「ゆらぎ肌」対策についてご紹介します。
目次
「ゆらぎ」の意味とは
ゆらぎ肌対策の話に入る前に、そもそも「ゆらぎ」とはどのような意味をもつ言葉なのか、定義を明確にしていきたいと思います。
ゆらぎ【揺らぎ】
出典: デジタル大辞泉 小学館 (https://daijisen.jp/digital/) |
「ゆらぎ」には大きく2つの意味があることが分かりました。今回の記事における「ゆらぎ」は2つ目の意味がより近いのかな、と考えられます。
つまり、お肌における「ゆらぎ」とは、 普段のお肌の状態(ある一定の平均値)よりも少し調子を崩してしまっている(若干のズレが生じている)と定義します。
「ゆらぎ肌」の定義を明確にしたところで、「ゆらぎ肌」とはどのような状態を指しているのか整理したいと思います。
「ゆらぎ肌」の状態とは
マキアオンラインでも「ゆらぎ肌」について取り上げられていました。
マキアでは、
- 「カサカサゆらぎ」
- 「ヒリヒリゆらぎ」
- 「ブツブツゆらぎ」
の3つに分けてゆらぎ肌の症状に合わせてタイプを分けていました。
自分がどんな肌タイプなのか簡易的にでもしることが出来るので、参考にしてみて下さい💡
MAQUIA 『ゆらぎ肌タイプをチェック診断!…』(→https://maquia.hpplus.jp/topics/account/news/skincare/JCETVFA/) |
Google scholarなどで学術研究がなされていないか確認してみましたが、私の力不足なのか見つけることが出来ず、でした🙇♀️「ゆらぎ肌」について調べてみると、主に美容系のメディアを中心に発信されていることが分かりました。
良い学術研究見つけたよー!という探索力の高い方は、コメント欄にご一報いただけますと嬉しいです🥰
「ゆらぐ」原因とは?
しかし、「ゆらぎ肌」について調べていたところ、ゆらぎの症状からある共通点に気がつきました。
それは、ゆらぐ原因は、「バリア機能の低下」にあるんじゃないかな?ということです。
ゆらぎ肌は「スギ花粉」に注意
この時期ですと、花粉が飛んでいます。
例えば、資生堂の研究によりますと、スギ花粉にはお肌のバリア機能を低下させることが報告されています。
簡単にいうと、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質「Cry j1」が皮膚表面に付着すると、お肌のバリア機能を担っている「細胞間脂質」と呼ばれる セラミド主体の物質の分泌が遅れると結論づけています。
本文中では特に述べられていないため、ここからは私の推論になりますが、スギ花粉に対してアレルギーがなくても(花粉症の症状が出なくても)、スギ花粉によって大なり小なりバリア機能は影響を受けているのではないかな?ということです。
スギ花粉にアレルギーがあれば影響を受けるのは想像がつきますが、 スギ花粉に対してアレルギーのない私でもこの時期は日によってはフェイスラインに吹き出物が出来てしまったりすることがあります。
私の地元である沖縄にいる頃は季節によるゆらぎを感じたことがないので、沖縄が亜熱帯で暖かい気候のせいかな?と思ったりもしましたが、もしかするとスギ花粉による影響もあるのかもしれません(沖縄にはスギが植生していません)。
スギ花粉の影響について詳しく知りたい方は出典にあります、資生堂のリリース情報をご覧ください。
出典:資生堂リリース資料(→ https://corp.shiseido.com/jp/newsimg/35_q5g06_jp.pdf) |
ゆらぎ肌≒「ときどき敏感肌」
資生堂では、ゆらぎ肌のことを「ときどき敏感肌」と表現しています。
資生堂のブランドのひとつである「dプログラム」のブランドサイトになりますが、化粧品の紹介だけでなく、肌の不調に対応した解決策を分かりやすく紹介しているので、こちらも併せてチェックしてみることをおすすめします🥰
資生堂『ときどき敏感肌研究所』(→https://www.shiseido.co.jp/sw/c/dp/special/) |
春の3つのゆらぎ対策
さて、やっと本題のゆらぎ対策に入ります🙇♀️
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それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.物理的なブロックによる保護
スギ花粉によるバリア機能の低下を発見した資生堂は、肌のバリア機能を強化する目的として 「スギ花粉を物理的にブロックする」ことが有効であると結論づけています。
「物理的にブロックする」とは、マスクで顔を覆うことや、メイクアップの皮膜効果によって花粉が直接肌につくのを阻止することを指しています。
例えば、物理的に花粉をブロックする専用のアイテムとして、このようなアイテムも発売されています。
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メイクでも花粉対策
しかし、メイクアップをするだけでも お肌に保護膜をつくることが出来るので、普段からメイクをされる方はいつも通りメイクしてあげて下さい🙋♀️💄
普段のメイクでもよりしっかりと花粉対策を徹底したい!という方には、花粉や大気汚染物質をブロックするフィルター機能をもっている日焼け止めや化粧下地がオススメです。
フィルター機能があるかどうかまでテストされているので一応の安心感の担保になります。
フィルター機能のある日焼け止め・化粧下地でオススメは、コスメデコルテ サンシェルター マルチプロテクション ウォーターレジスタントです。
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お化粧することはお肌に負担をかけるのでは?とお思いの方もいらっしゃると思います。
しかし、メイクアップにはお肌の表面に皮膜を形成して、紫外線、大気汚染物質、花粉などからお肌を守ってくれる保護膜としての働きもあるということを知っていただけますと幸いです。
しかし、メイクアップ自体は肌の保護膜になったとしても、メイクアップを落とす際の クレンジングが肌に負担をかけてしまう可能性があります。
それでは次にお肌に負担の少ないクレンジングと、クレンジングの使い方についてご紹介させて頂きます。
2.お肌に負担の少ない洗浄
クレンジングは一歩間違えると、お肌の潤いを奪ってバリア機能を低下させてしまいますので、アイテム選びと使い方が重要だと考えています。
私のお気に入りのクレンジングは、キュレル ジェルメイク落としです。
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キュレルのジェルメイク落としは、メイクを乳化する界面活性剤に、メイクアップによく使用されるエステルやシリコーン系の油剤を少量配合してメイク汚れを優しく浮かせてくれる処方になっています。
化学的に 「物質は同じ性質のものに溶け込む」性質を持っていると言われていて、メイクアップを落とすにはメイクアップ化粧品の成分に近い成分を配合することが好ましいと考えられます。
ちなみに、メイクアップ化粧品は、エステルやシリコーンを主体とした油性のものが多いです。一部、マスカラのようにエステル主体でないものもあります。そのため、マスカラはクレンジング料とは別に専用リムーバーを使用した方が効率良くオフすることが出来ます。
クレンジング料の使い方
そして、クレンジング料の使い方ですが、私は「規定量の2倍」使うことを意識しています。
クレンジング料は顔に伸ばし広げるように使用するという性質上 、量が少ないと摩擦が大きくなってしまうので、規定量の2倍以上使って皮膚と皮膚の間のクッションをイメージでクレンジングしています。
キュレルのクレンジングは1回の使用量目安が直径約2cm分を手に取って使用すると記載されていますが、その2倍である4cm分は使用するのを推奨します💡
クレンジングでメイクアップを洗い流した後は、洗顔後に保湿ケアをするのが好ましいです。
3.抗炎症成分を補う
アイテム選びのオススメは、「抗炎症成分を配合している」ことです。
皆さまでも分かりやすいのが、肌荒れを防ぐ効果効能を謳った 「医薬部外品」の製品です。
医薬部外品の中で抗炎症効果を謳える成分は、主に「グリチルリチン酸塩」「アラントイン」「トラネキサム酸」の3つです。
これらの抗炎症成分は単体で配合されていることもあれば、上記成分をいくつか組み合わせて配合した製品もあります。
抗炎症効果のあるコスメで私のオススメは、「キュレル」です。キュレルの中には様々なシリーズがありますが、お肌が揺らいでいるときには、 「浸透湿潤ケアシリーズ」がオススメです。
抗炎症成分アラントイン(アイテムによってグリチルリチン酸塩の場合もあります)を配合し、お肌の炎症を抑えてくれます。
加えて、キュレルの売りである 擬似セラミドを補うことでお肌のバリア機能を高める効果があります。
抗炎症効果+セラミドケアというダブルのアプローチによってお肌がゆらぐのを防いでくれる効果がありますので、お肌に合う方には1度使ってみて欲しいなと思います。
もう一つ、私のオススメは、アルビオンのスキンコンディショナーエッセンシャルです。スキコンの名で広く知られています。
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スキコンは、抗炎症成分にグリチルリチン酸塩を配合しています。加えて、昔から肌荒れやイボに効果があると言われている「ハトムギエキス」が入っています。ハトムギエキスは「ヨクイニン」とも言われており、ヨクイニンは 肌荒れを改善する漢方薬としても使用されています。
アルビオンのスキコンは、抗炎症成分「グリチルリチン酸塩」+ハトムギエキスのダブルのアプローチでお肌を健やかに保ってくれるアイテムです。
※スキコンはアルコール(エタノール)が入っているので、苦手な方はお避け下さい。
まとめ
いかがでしたか?第3回もお楽しみに!
第1回:はーたんの「骨の髄まで美容コラム」春から始める3つの美肌習慣(→記事を読む) |
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