第7回:はーたんの「骨の髄まで美容コラム」「きれい」な肌ってどんな肌?
こんにちは。
いつも美容に関する投稿をさせて頂いておりますが、本記事では少し原点に立ち返って、「きれい」な肌がどんな肌なのか、今一度整理して共有できればと思います🙋♀️
今回の記事ではオススメのアイテム紹介はありませんが、 普段何気なく行っているスキンケアやメイクアップとも関連しているので、お時間の許す限り最後まで目を通していただけますと幸いです🙇♂️🙇♀️
目次
「きれい」という言葉の意味とは
きれいな肌についてお話しする前に、まずは「きれい」という言葉の意味について整理していきましょう💡
①色・形などが華やかな美しさをもっているさま。「―な花」「―に着飾る」 |
②姿・顔かたちが整っていて美しいさま。「―な脚」「―な女性」 |
③声などが快く聞こえるさま。「―な発音」 |
④よごれがなく清潔なさま。「手を―に洗う」「―な空気」「―な選挙」 |
⑤肉体的な交渉がないさま。純潔。「―な関係」 |
⑥乱れたところがないさま。整然としているさま。「机の上を―に片づける」 |
⑦残りなく物事が行われるさま。すっかり。「―に忘れる」「―にたいらげる」 |
出典:デジタル大辞泉 |
「きれい」には様々な意味が含まれていることが分かりました🤔
さて、話を戻して、お肌における「きれい」について考えてみると、上記した中では②、④、⑥の意味が当てはまりそうです。
姿・顔かたちが整っていて美しいさま。「―な脚」「―な女性」
②が意味する 「きれい」な肌とは、 「光」に関わるきれいさですね。目に見えている色や形を深堀りしていくと、必ず「光」に行き着きます。
私たちが色や形を識別できるのは、目が光を取り込んでいるからです。全く光がなければ真っ黒に見えます。
肌の色ムラが少ない、シワやたるみが少ない、光を反射してツヤがある、ですとか色や形に関するきれいさは、「光」を「きれい」に反射する肌といえそうです💡
よごれがなく清潔なさま。「手を―に洗う」「―な空気」「―な選挙」
④が意味する「きれい」な肌とは、 清潔さ、すなわち公衆衛生に関する「きれい」に近い考えです。
汚れを洗って清潔に保つだとか、あとは最近ですと ウイルスを消毒して衛生管理をする意味での「きれい」になってくるかと思います💡
乱れたところがないさま。整然としているさま。「机の上を―に片づける」
⑥が意味する 「きれい」な肌とは、ざっくり 「肌の状態が整っている」といえそうです。
もう少し掘り下げてみると、 テカリやベタつきが少なく、毛穴や肌トラブルのない、いわゆる「角質層が整っている」状態を指しています💡
「きれい」な肌とは言っても、様々な意味合いを含んでいることが分かりました。
「きれい」のひとつ共通点とは
一見バラバラに見える「きれい」のそれぞれの意味ですが、ひとつ共通点が見出せました🌝
それは、 人が「きれい」と感じるものは、多かれ少なかれ人の手が加えられた「人工的」なものであるということです。
もう一度、先程の「きれい」な肌について振り返って考えてみると、「色ムラやシワやたるみなどがない肌」、「汚れやウイルスなどがついておらず清潔な肌」、「テカリやベタつき、毛穴などのトラブルのない整った肌」は全て自然に反することです。
人間が手をかけてスキンケアをしなければシミやシワが出てしまいますし、洗顔や入浴をしなければ空気中の埃や皮膚の分泌物や老廃物で汚れてしまいます。さらにウイルスだって付着しますし、汗や皮脂は絶えず分泌され続けているのでテカリやベタつきによって整った肌にはなりません。
お肌に関する「きれい」だけですと少しこじつけ感があるので視野を広げて他の分野に関して見ていくと、例えば、「自然の風景」にも多くの場合人の手が加えられています。
日本で自然遺産(世界遺産)に登録されている「白神山地」はご存知の方も多いと思います。
白神山地、美しい風景ですよね。しかしながら、 果たして人の手が加えられていない本当の意味での「自然」かというと、私は違うと思います。
よくよく観察してみると、ブナの森に遊歩道を造り、人間の手によってアレンジされています。この風景も一部は人間の手が加えられた人工的なものと言えます。
ですが、遊歩道もないような自然の状態でブナが生い茂っていると私たちは簡単には足を運べませんし、そもそも、道もないような状態ではきれいかどうかよりも「脅威」の方が大きいように思います。少なくとも私は道が全くない森林に足を踏み入れるのは怖いです。
話が逸れてしまいました🙇♀️
お肌の話に戻ります。
お肌の「キレイ」について
人間が「きれい」だと感じるものは、人の手が加えられているという話をしましたが、私たちが想像する「きれい」な肌について考えてみると、シミなどの色ムラが少なくて、シワやたるみがなく、ツヤがあって、肌トラブルが少なく、汚れなど付着していない肌だと思います。
このような「きれい」な肌は、 きちんと洗顔をして汚れを落とし、保湿化粧品でしっかり保湿をして肌を整え、UVケアアイテムで紫外線対策が為された「人間の手が加えられた」肌です。
一時期話題になった、スキンケアを一切しない「肌断食」はその真逆の発想で、極力人間の手を加えないことによる「健康的」な肌を目指す考え方です。
先程の白神山地の話に戻ると、ブナの木にとっては、人間が造った遊歩道は多少の犠牲を払うことになります。
もう少し具体的にいうと、ブナの木は人間の手が加えられなければ自然に落葉し、木が寿命を迎えれば自然に枯れて倒れます。落ち葉や倒木は若々しいブナの木や新しく生えるブナにとって栄養源(有機肥料)となります。
ですが、人間がブナの森に遊歩道を造るとなると、その遊歩道のところの土ではブナは育ちません。もしくは人間が常に伐採(草むしり含む)して道を維持していると思われます。結果としてブナの自然のサイクルを破壊しており、ブナにとっては「健康的」とは言えません。
お肌も同じで、シミができようが、シワができようが、たるんでいようが、毛穴が目立っていようが、ニキビが出来ていようが、それはお肌にとっては「自然」なことです。
シミやシワの大部分は太陽という自然の光が降り注ぐことによって生じるものですし、ニキビや毛穴も遺伝子というインプットされた情報によってもたらされます。こういった状態は 人間にとってはごく普通の自然な状態です。
シミやシワを消そう、ニキビを治そう、毛穴を小さくしよう、とする行為は全て自然に逆らう行為です。
肌断食を提唱しているお医者様方は、スキンケアやメイクアップをしないかわりにクリニックでのケアを推奨しています。肌は紫外線対策やスキンケアをしなければ当然「自然」に老けていくので、それを回避するには美容医療が必要になってきます。
結局のところ、肌のケアをする場所が、「家なのかクリニックなのか」という違いはあっても、人間の手を加えるという工程を踏んでいることに違いはありません。
まとめ
というわけで、結論としては、私はおうちで毎日のスキンケアを頑張りつつ、時々美容皮膚科の力を借りて、あらゆる手段を用いて出来る限り自然に抗っていきたいと思います!!💪💪
第8回もお楽しみに!
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