秋冬に使いたい!日焼け止めの選び方&デイリー使いのおすすめ9選

秋や冬も日焼け止めって必要?
「日差しが強くないから日焼け止めは必要なさそう」「紫外線が強いのは夏だけでしょ?」と、秋冬は紫外線対策に力を入れる必要はなさそうな気がしてしまいますが、紫外線は季節に関係なく1年中降り注いでいます。
紫外線対策を怠ることは、実はシミやシワができることに直結。1年中紫外線対策は必要です!
ここでは、乾燥しがちな季節にぴったりの日焼け止めの選び方をお届けします。
もちろん秋冬おすすめの日焼け止めもご紹介。秋や冬も紫外線対策万全で過ごしていきましょう!
目次
秋冬でも油断は禁物!紫外線は1年中降り注いでいる
日差しの厳しい季節は紫外線も強いイメージがある通り、確かに夏は紫外線の強い季節。地表に届く紫外線には紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)がありますが、UV-Bのピークは7~8月です。
しかし、UV-Aは4~9月が強い時期にあたり、冬になってもピーク時の半分ほどのUV-A量があります。夏が強い時期に当たるとは言え、紫外線は1年中降り注いでいるのです。
紫外線対策を怠るとどうなる?
紫外線を浴びた結果、目に見えて起こる変化は日焼け。
白い肌をキープしたい方にとって日焼けは大敵かもしれませんが、実は紫外線が肌に及ぼす影響はそれだけではありません!
肌が老化する原因の8割は紫外線によるものだと言われています。
地表に届く紫外線の9割を占めるUV-Aは、肌の奥の真皮層に影響を及ぼします。 肌の弾力を保つ役割をしているエラスチン繊維やコラーゲン繊維にダメージを与え、しわやたるみをつくり出してしまうことに。
また、UV-Bは肌の表面の層である表皮にダメージを与えます。 メラニンを増加させシミやそばかすを引き起こすことに。 肌のごわつきや乾燥といった不調を招くこともあります。
秋冬の日焼け止めの選び方
夏が終わったからと紫外線対策を怠っていると、気付かぬうちに肌はどんどん老けてしまうことに……!
秋冬も日焼け止めを活用していきましょう。
秋冬だからこそ気にしたい!日焼け止めの選び方をご紹介します。
【その1】紫外線カット効果はシーンに合ったものを選ぶ
日焼け止めに書かれている「SPF」と「PA」。「数値が大きいものを選べば紫外線防止効果は高そう……」と、イメージで選んでしまってはいませんか?
まずは「SPF」「PA」の意味をチェック!
SPF・・・Sun Protection Factorの略でUV-Bの防止効果を表しています。 肌が赤くなる日焼けを起こす時間を何倍に伸ばせるかを数値で表記しています。 最大数値は50(50より高い場合は50+)。 |
PA・・・Protection Grade of UVAの略でUV-Aの防止効果を表しています。 4段階に分けられ、+の数が多いほどUV-A防止効果が高いことを意味します。 肌が黒くなるのに要する紫外線A波の量は何倍になるかが、分類のポイントになっています。 |
日常生活なら「SPF10~20/PA++」でも十分
通勤・通学・買い物など、日常生活に適している日焼け止めは「SPF10~20/PA++」程度のもの。屋外で軽いスポーツをするのなら「SPF30/PA+++」くらいの方が安心できますが、日常生活ではそれほど強い紫外線カット効果は必要ありません。
日焼け止めは紫外線防止効果が高くなるほど、肌への負担が増える恐れが。日常生活に合った数値のものをこまめに塗り直して使うことが大切です。
「SPF50/PA++++の日焼け止めを使えば長時間塗り直さなくてもいいのでは……」と思っている方は要注意!
雪山レジャーなら「SPF30/PA+++」以上が安心
冬のレジャーと言えば、スキーやスノボ。雪山に行く機会があるのなら紫外線防止効果が高いものを選びましょう。
紫外線は太陽から直接届くもの以外にも、地表面で反射されて届くものがあります。
地表面がアスファルトの場合、紫外線の反射率は10%程度ですが、新雪の場合はなんと80%!直接降り注ぐ紫外線に跳ね返される紫外線も加わり、通常の2倍近くの紫外線を浴びることになってしまうのです。
さらに、 標高の高い場所にあるスキー場は平地よりも紫外線量が多い状況。
少なくとも「SPF30/PA+++」のものを用意しておいた方が安心です。
【その2】乾燥・肌荒れが気になるなら「紫外線吸収剤フリー」を選択
日焼け止めには、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤という紫外線カット剤が使われています。
紫外線吸収剤 | 紫外線散乱剤 | |
特徴 | 紫外線のエネルギーを取り込み、熱などの別のエネルギーに変換する | 紫外線を反射・散乱させる |
使用される成分 | ケイヒ酸系、ベンゾフェノン系、トリアジン系などの化学物質 | 酸化チタン 酸化亜鉛 など |
メリット | 透明性が高く白浮きしにくい 伸びがいい 汗で崩れにくい |
肌への刺激が少ない |
デメリット | 肌に刺激を感じる場合がある | 白くなりやすい きしみが出やすい |
紫外線吸収剤は化学反応を利用して紫外線をブロックしているため、日焼け止めに含まれる化学物質によりアレルギー反応を起こす場合があります。また、熱エネルギーの放出に伴い肌の水分が蒸発することで、乾燥を引き起こす可能性も。
そのため、肌荒れや乾燥が心配な方は「紫外線吸収剤フリー」の日焼け止めを選択するのがおすすめ。
こちらは紫外線散乱剤を使用していますが、酸化チタンや酸化亜鉛の微粒子が物理的に紫外線を跳ね返すもので化学反応を起こすものではありません。かぶれなどの症状が起こりにくいとされています。
紫外線吸収剤を使用しているからといって必ずしも肌に悪影響がある訳ではありませんが、紫外線吸収剤の日焼け止めを使用して肌の不調が気になる方やなるべく肌に優しいものを使いたい方は、紫外線吸収剤フリーを選択してみましょう。
最近では 紫外線吸収剤フリーの日焼け止めでも白浮きしにくいもの、きしみにくいものが増えてきています。
【その3】毎日使うものは使用感も大切
肌を守るために使う日焼け止めなので、使い心地がいいものを選ぶことも重要。
保湿成分配合でしっとり肌をキープ
秋冬は空気が乾燥するため、肌も乾燥しやすい季節。肌の乾燥対策には……
✔SPFやPAの数値やレベルは利用シーンに合っているか ✔紫外線吸収剤フリーかどうか |
といったことをチェックするほか、セラミドやヒアルロン酸といった保湿成分が配合されているかもチェック!
肌のしっとり感をキープするには保湿成分配合のものを選ぶことがポイントです。
お試しや口コミチェックでテクスチャーを確認
硬めのテクスチャーの日焼け止めは肌に密着して効果を発揮してくれますが、その分ベタつきを感じることも。毎日使うものなので、塗りやすさや感触なども確認しておくことは重要です。
サンプルやテスターを試したり、口コミで使用感をチェックしたりしてからの購入がおすすめ。
するっと落とせることもポイント
肌への負担を考えるなら、石けんやお湯で落とせるという表記に注目!
日焼け止めが落としきれず肌に残ってしまうと、肌荒れの原因になることがあります。しっかり落とそうとクレンジングでこすり過ぎてしまうことも、肌に負担を与えることに。
【その4】使うタイミングに合わせてアイテムを使い分け
スキンケア後に使うなら化粧下地としても使える日焼け止めを選べば、日焼け止め→化粧下地と言う順番で使うよりも、メイクの手間をカットできます。
また、 日焼け止めは汗や皮脂が原因で崩れてしまうこともあるため、3~4時間おきに塗り直すのが理想的。
さっと塗り直したいという方は、ミストタイプの日焼け止めや紫外線防止効果のあるパウダーなどを常備しておくのがおすすめです。
使うシーンを考えて複数アイテムを用意しておけば「塗り忘れた」「塗り直しが面倒」という事態を避けられるはず!
秋冬おすすめ日焼け止め9選
秋冬は特に気になる乾燥対策。しっとり感をキープできる、デイリー使いにぴったりの日焼け止めを中心にご紹介!
【メイク時に】UVカット効果のある化粧下地
朝のメイク時に使用したい!紫外線防止効果も発揮してくれる化粧下地をご紹介。
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今まで使った下地の中でも、1番と言えるくらい保湿してくれます。精油のような優しい香りで、塗っていると肌が綺麗になりそうです。私はベージュの下地だと、どうしても夕方にクスミにつながるので、色が付かないところもお気に入り。SPFも31なので、安心して使えます。(アットコスメ)
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筆者も使用しています。 紫外線吸収剤フリーのものは、白くなりやすかったりきしみやすかったりといったイメージがありましたが、少量で十分伸びて自然に肌になじみます。 塗った直後はくすみがとんで肌が明るくなる感じ。時間が経っても乾燥知らずのしっとり肌をキープできます。 |
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私はシミ、ソバカスが気になるのでオレンジベージュにしました以前のものはライトベージュの毛穴カバータイプを使っていましたが新しいのもいいですのびはよくて保湿されてる感じもあり毎日使いしやすそうです(LIPS)
【メイク直しに】さっと使える日焼け止めはミスト&パウダータイプ
メイク後でも安心!外出先ではさっと使える日焼け止めが便利です。UVカット効果のあるミストタイプ&パウダータイプをご紹介。
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清潔感のあるフローラル系の香りの日焼け止めミスト。SPF30・PA+++なので日常の日焼け止めには問題ないです。ウォーターベースで軽い付け心地なので、携帯して外で何度もシュシュッとしています。(アットコスメ)
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今まで使用したどのパウダーよりもナチュラルに白浮きせず使用できました!テカリ対策で様々なパウダーやファンデなど使ってきましたが、こんなに厚塗り感なく自然にカバー出来るものは初めてでした。ミラー・パフ付きのスリムなパクト、シンプルなデザインも持ち歩きにぴったりです。(アットコスメ)
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お肌にやさしいし、自然なオークル色のプレストパウダーなので、メイク直しにも使いやすいです。多少お肌が荒れてる時もひどくならず、重宝します。特に乾燥も感じないですし、何よりもくすみにくいと思います。(アットコスメ)
【ボディ用に】ベタつきが少ない日焼け止め
夏に比べて露出が減る秋冬。「顔は塗ったけど体はいいかな」となりがちですが、首回りなどもきちんと塗っておきたいところ。ボディにも使いやすい、ベタつきの少ない日焼け止めをご紹介します。
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アトピーで乾燥のひどい肌です。優しい日焼け止めを探しさまよい続け、これにたどり着きました。しっとりまるでスキンケアしてるようで日焼け止め感ゼロです。軽いつけ心地で無着色無香料なのが嬉しい!これなら家族みんなで使えますね。(アットコスメ)
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低刺激の日焼け止めを探していて見つけました。日焼け止め特有のベタベタや匂いがなく、しっとりした使い心地です。体用に購入しましたが、顔にも使用しています。1トーン明るくなるので、普段はこちらとフェイスパウダーのみで問題なく過ごしています。使用感もよく、コスパも良いので、またリピートすると思います!(アットコスメ)
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するすると塗れる、ローションのようにとても柔らかいテクスチャです。匂いもほとんどないし、強い日焼け止めは荒れてしまう私の肌にも馴染んだので、普段使いに愛用しています。(アットコスメ)
まとめ
紫外線は1年中降り注いでいるので、秋冬でも紫外線対策は必要です。夏が終わってもきちんと紫外線対策しておくことが、未来の肌に活きていくはず!
毎日使うアイテムなので、肌への負担や使いやすさは大事なポイント。夏とは違い乾燥しやすい季節なので、保湿にもこだわったアイテム選びをしていきましょう。

美容中心のブログを含め、3つのサイトを運営するブロガー。複数メディアで執筆も行っています。
30代に入り感じる肌の変化でエイジングケアに注力。低刺激や成分に注目した化粧品選びを重視しています。
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