シミに効果的な飲み薬はどれ？皮膚科でもらえる薬と市販薬の人気ランキング
「紫外線ケアを怠っていたらシミが増えた」「年齢を重ねるごとにシミが濃くなった」などと悩んでいませんか？化粧品でシミのケアをしている人も多いかもしれませんが、外側からのケアだけでなく、内側からのケアでもシミを予防・改善できます。多くの医薬品メーカーからシミに効果的な薬が販売されているので、どの薬を選んだらよいかわからないという人もいることでしょう。そこで、口コミで人気・評価が高い市販薬や皮膚科でもらえる飲み薬を徹底リサーチしました。自分にぴったりの飲み薬をみつけて、輝くような素肌を目指しましょう。
目次
飲み薬が効果的なシミの種類とは？
シミにはいくつか種類があります。シミの種類によっては飲み薬が効かない場合も。まず、飲み薬がどんなタイプのシミに効果的かを知っておきましょう。
| シミの種類 | 特徴 | 飲み薬は効果的？ |
| 老人性色素班（日光黒子） | ・シミと呼ばれるものの中で一番多い
・はじめは薄い茶色だが、次第に濃くなる |
効果的。ただし、肌に定着した濃くはっきりしたシミは、肌の構造そのものが変化しているので、効かない場合も |
| 炎症性色素沈着 | ・ニキビや虫刺されなどで肌が炎症を起こした跡がシミになる | 効果的 |
| そばかす（雀卵斑/じゃくらんはん） | ・遺伝的な要素が強い
・日光に当たると濃くなる |
効果的。ただし、10代のころからできる遺伝的なそばかすには効果がない、再発する場合も |
| 肝斑（かんぱん） | ・女性ホルモンの乱れで生じる
・30～40代以降になってあらわれる 頬骨を中心に左右対称にできる |
肝斑用の飲み薬（トラネキサム酸）が効果的 |
| 脂漏性角化症（しろうせいかくかしょう） | ・シミがイボのように盛り上がる
・表面がボツボツしている |
効果は期待できない。肌表面が厚くなるなど、皮膚の構造が変化しているので、皮膚科などで治療が必要 |
なお、一般的なシミである老人性色素班（日光黒子）、炎症性色素沈着、そばかすに効果的な市販の飲み薬の多くは、L-システインとビタミンCが配合されています。働きは以下の通りです。
| ● シミの原因になるメラニンの生成を抑制する ● できてしまった黒色メラニンを無色にする ● 肌の生まれ変わるサイクル「ターンオーバー」を整え、メラニンが肌の外に排出されるのを助ける |
ホルモンバランスの乱れなどが原因で生じる肝斑にの場合はトラネキサム酸という成分配合の飲み薬のほうが効果的です。ただし、肝斑は他のタイプのシミと同時にできていることもあり、見極めが難しいので、皮膚科で医師に相談するのがおすすめです。
シミに効く飲み薬を選ぶポイント
ここでは、一般的なシミである老人性色素班（日光黒子）、炎症性色素沈着、そばかすに効く飲み薬（市販薬）を選ぶポイントを紹介します。
ポイント①：L-システインとビタミンCの配合量を見る
飲み薬でシミを改善するには、L-システインとビタミンCの配合量がカギです。ほとんどのシミ用の飲み薬に配合されていますが、配合量に差があります。高い効果を感じたい場合は、配合量が多いものを選ぶと良いでしょう。尚、L-システインの国内基準の最大配合量は240mg、ビタミンCは2,000mgなので参考にしてください。海外の医薬品やサプリメントでは配合量がより多い製品もありますが、副作用など思わぬトラブルの原因になるので、注意しましょう。
ポイント②：ニキビ・湿疹による色素沈着はビタミンB2
ニキビや湿疹の炎症跡が残る色素沈着には、ビタミンB2が有用です。ビタミンB2はターンオーバーを整えて、炎症ダメージの回復を助けてくれます。また、すこやかな肌をキープするのに役立つので、ニキビや湿疹を繰り返している人におすすめです。ニキビや湿疹を作らないのが、根本的なシミ対策になります。
ポイント③：シミを薄くする・予防するを同時にやりたい人はビタミンE
ビタミンEは「若返りのビタミン」と呼ばれ、ターンオーバーを促して、できてしまった黒色メラニンが肌の外に排出されるのをサポートしてくれます。さらに、老化や病気の原因である「活性酸素」を防ぐ働きもあります。シミの原因になると嫌われがちなメラニン色素ですが、実は肌をダメージから守る役割があります。活性酸素が肌に増えるとメラニンが増えてシミができてしまうのです。つまり、ビタミンEで活性酸素を抑制すれば、新しいシミができるのを予防ができます。したがって、できてしまったシミと新しいシミ両方の対策をしたい人に、ビタミンEはおすすめです。
ポイント④：価格・用法など使いやすいものを選ぶ
医薬品のため、美白サプリなどより高い効果が期待できますが、一定の効果を得るためには数ヶ月必要です。シミ用の飲み薬の1ヶ月あたりの価格は、およそ2,000円～4,000円程度です。せっかく飲み始めても、「高いから」といって飲むのをやめてしまっては意味がありません。また、効果の維持や予防のために飲み続ける場合もあります。そのため、自分のお財布と相談して、続けやすい価格の商品を選ぶのが大切です。ドラッグストアや大手通販サイトで価格を比較して、安いお店で買うのも良いでしょう。
さらに、飲みやすさも重要です。1日1～3回と、薬によって飲む回数は異なります。飲み忘れてしまっては十分な効果を得られません。日中仕事で忙しいなら1日1回または2回タイプを選ぶなど、自分のライフスタイルにあわせた服用回数の商品を選びましょう。
薬の大きさ、コーティングの有無、味や臭いを確かめるのも必要です。飲みにくい薬は、面倒になって服用をやめてしまうこともあります。市販の薬ならメーカーの公式サイトで、用法や飲みやすさなどを比較してから購入したり、口コミを参考にしたりすると良いでしょう。
ドラッグストアで買える市販の薬と皮膚科の薬はどうちがうの？
シミの治療は皮膚科でも可能です。皮膚科でも市販の薬と同じようにビタミンCやL-システイン、ビタミンE、トラネキサム酸などが配合された薬が処方されます。市販の薬と異なる点は、以下の通りです。
| 市販の薬 | 皮膚科の薬 | |
| 成分の配合量 | やや少なめ | 市販の薬より多い。医師による診察、処方なので、配合量が多い薬が貰える
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| 保険適用 | 適用外 | 種類によっては保険がきくので、市販の薬より安く買える場合がある
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| 手軽さ | ドラッグストアなどで手軽に買える | 病院の受診が必要 |
| 副作用などトラブルがあった場合 | 服用した薬を持って病院へ行き、説明が必要 | 医師に相談しやすい。事前に副作用の説明を医師から受けることも可能 |
そのほか、市販の薬と皮膚科の薬では名称が異なるという違いもあります。例えば、ビタミンCは皮膚科の薬ではシナール、ビタミンEは皮膚科の薬ではユベラと言った具合です。市販であれ皮膚科であれ、どちらの薬もメリット・デメリットがあります。まず手軽にはじめたいという人は市販の薬を購入してみてはいかがでしょうか？自分のシミのタイプがわからない人や薬の副作用が気になる人は皮膚科を受診して薬をもらうと安心です。
皮膚科でもらえるシミに効く飲み薬ランキング
皮膚科でもらえるシミに効く飲み薬を紹介します。価格や内容量（処方される錠数）は、処方する病院やシミの状況によって異なります。参考価格や目安の内容量を紹介するので、参考にしてください。※価格はすべてMuKu編集部調べです。
第1位
 （引用元:前田メディカルクリニック） シナール 1,600円(税抜き)～4,500円(税抜き)程度
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第2位
 引用元：前田メディカルクリニック トランサミン 3,000円(税抜き)～4,500円(税抜き)程度 肝斑の治療に有効なトラネキサム酸を成分とする薬です。肝斑の治療だけでなく、シミやそばかすにも有効で、シナールと併用するとより効果が期待できるとされています。副作用は少ないですが、心筋梗塞、脳血栓などの人は服用に注意が必要です。
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第3位
 引用元：神成美容外科
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薬局で買える市販のシミに効く飲み薬ランキング
次に、薬局で買える市販の薬を紹介します。口コミサイトや通販サイトでの評価が高い、人気の飲み薬をランキングにしました。
第1位
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ハイチオールCプラス 1,500円(税抜き）/4,200円(税抜き)
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1本飲み終えての感想です。
・肌は確実に１トーンは明るくなったと感じます。特に手の甲が。透明感が出てきました。
・ほうれい線と目の下の皺が発生しなくなりました。
・シミは消えてはいませんが、うっすらと薄くなりました。
L-システインが入っているのと、値段が手頃なので継続しやすいです。肌への効果に関しては、朝晩のスキンケアは必ずしっかりした上での相乗効果だとは思いますが。肌の調子も良いですし、これからも御守り代わりに継続していくつもりです。（アットコスメ）
シミ対策、シミ消し、くすみ消しの目的で使用。朝夜2錠ずつ服用。飲み初めて半年。シミも薄くなってきた気がしますし、続けやすい値段なので持続して使用してます。（アットコスメ）
第2位
 チョコラBBルーセントC 2,838円(税抜き）/3,790円(税抜き) アットコスメの評価は☆4.3です。L-システイン240mg、ビタミンC600mgのほか、ターンオーバーをサポートしてすこやかな肌に整えるビタミンB6、シミ予防にも効果的なビタミンEなどクリアな肌に導く成分がギュッとつまっています。
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飲み始めてから行く先々のカウンターで「お肌明るいですね～！」と褒められるように。定期的に受けてる肌診断でも、肌の明度がいい状態をキープ＆シミの数が減ってるという結果が！「こりゃ効果が出てるのね♪」と先日2瓶目をリピートしちゃいました。シミとニキビ跡の予防＆ケアに飲み続けようと思います。（アットコスメ）
使用し始めてから二週間経ちますが、肌の赤みが減って透明感が出てきたように見えます。吹き出物が増えるのは今の所ありません。しばらく続けて、さらなる美白効果に期待します。（アットコスメ）
第3位
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妹がこれ飲んでソバカス消えたって言ってた。本当に消えたので、私も試そうと。。今２ヶ月ほどですが肌が綺麗になったような元ゝ色白なんですがシミが気になる肌。飲み会で友人二人が肌を見つめ綺麗、なんか遠くから見ても白いと。誉められました。これは一生飲み続けますよ。（アットコスメ）
飲み始めて1週間くらいで、友人に「何か肌白くなったね！」と言われたので、もしかしてもう効果が出てるのかな？と嬉しくなりました★私は幼少期からそばかすがあるのですが、それも少し薄くなりました。（アットコスメ）
シミに効く飲み薬を使用する際の注意点
シミに効果的な飲み薬は、副作用やトラブルはないのでしょうか？服用の際の注意点を知っておきましょう。
①：白髪がふえる可能性も
シミに有効なL-システインはメラニンの生成を抑える効果があります。そのため、本来メラニンが必要な部分が白くなる可能性が指摘されています。
髪の毛の色を黒く見せているのはメラニン色素です。メラニン色素が不足して、白髪が増えると言われています。あくまで、可能性があるだけで科学的な根拠はありません。また、厚生労働省のサイトにおいても、白髪に関する副作用は記載されていません。定められた用法・容量をきちんと守って服用していれば、必要以上に白髪増加を気にする必要はないですが、口コミサイトでは白髪が増えたという人が一定数いることも知っておきましょう。
なお、海外製品の中には、国内の成人1日当たりの服用最大量240mgを大幅に超える商品があります。なかにはL-システインを500mgも配合する商品も。そのような商品を飲む場合は、白髪になるリスクが上がる可能性があるので注意してください。
副作用の可能性や医師の診断に影響する場合がある
シミに効く飲み薬は安全性が高いと言われていますが、身体に合わない場合や副作用の可能性があります。使用前に添付の説明書に目を通し、どんな副作用があるかをきちんと確認するのが大切です。
また、1日の服用量は必ず守りましょう。シミを早く薄くしたいからと、量を増やして飲むのはNGです。吐き気など思わぬトラブルが出る場合があります。適量を服用していても、万が一、吐き気や腹痛など何らかの症状が出た場合は、服用を中止して、病院で医師に相談してください。なお、病院での検査に影響をあたえる成分が配合された飲み薬があります。たとえば、トランシーノホワイトCクリアの説明書には、「服用により尿及び便の検査値に影響を与えることがある」と記載されています。市販の飲み薬を「サプリメント」と捉える人もいるようですが、あくまで医薬品です。検査などがある場合は、申告するのを忘れないようにしましょう。
まとめ
もしシミに悩んでいるなら、シミに効く飲み薬を試してみませんか？市販の飲み薬なら手軽にシミケアがはじめられますよ。自分のシミのタイプに合った薬が欲しい、どの薬が良いかわからないという人は、皮膚科で医師に相談して薬をもらうのも良いでしょう。肌の美白対策は、飲み薬でのシミのケアだけでなく、化粧品でのケアや質の高い睡眠、バランスの取れた食事も有用です。さまざまな対策で、より透明感あふれる肌に近づきましょう。
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