飽きない!ダイエットスープの簡単レシピ&味付けの方法【トマトなし・白菜代用など】
脂肪燃焼スープは、1週間食べ続けるだけで、無理せず健康に痩せることができると評判の、医療機関の食事療法にも取り入れられる野菜をたっぷり煮込んだスープです。
スープダイエットで、しっかり体重ダウンするためには「正しい方法で、飽きずにおいしくスープを食べること」が大切です。
今回は、脂肪燃焼スープダイエットの正しいやり方や、基本の脂肪燃焼スープの簡単な作り方を紹介します。飽きずに続けられるアレンジ方法や、トマトが嫌いな方でも食べられる、トマトなしのおいしいスープのレシピものせています。
目次
スープダイエットが脂肪燃焼に効果的な理由
脂肪燃焼スープダイエットとは、別名デトックススープダイエットともいわれる「野菜がたっぷり入ったスープ」を飲みながら痩せるダイエット法です。
脂肪燃焼スープを取り入れたダイエットは、外科手術の前に短期間で体重を落とす必要のある患者さん向けの安全な食事療法としても有名で、スープダイエットの方法を紹介する本も、たくさん出版されています。
野菜スープだけで本当に痩せるの?身体に無理はかからないの?脂肪がどうして燃焼するの?
不安に思う方もいるのではないでしょうか?そこでまずは、脂肪燃焼スープが脂肪燃焼に効果的な理由をわかりやすく解説します。
①:体温が上がり、代謝が上がる
温かい脂肪燃焼スープを飲むことで、身体が温まって体温が上がり、身体全体の血行も促進されます。体温が1℃上がるだけで、代謝は12%も上昇するといわれています。基礎代謝が上がると脂肪が燃焼し、痩せやすくなります。
女性に多い冷え性の方は、冷えによる血行不良で基礎代謝が下がっているので、脂肪が燃焼しにくい状態です。
温かいスープを飲んで基礎代謝が上がれば、痩せやすく太りにくい「痩せ体質」になれます。スープダイエット終了後も意識して温かい飲み物を飲むことをおすすめします!
②:水分がたくさんとれる
スープにはたっぷり水分が含まれているので、3食の食事に脂肪燃焼スープを取り入れることで、自然とたくさんの水分がとれます。
水分を摂取することで、血の巡りがよくなるので代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすい身体になれます。また、リンパの流れも良くなるので新陳代謝が高まり、身体から毒素を外に排出するデトックス効果も期待できます。
③:食物繊維がしっかりとれる
たっぷりの野菜や海藻類、きのこを入れたスープには、豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維には腸内環境を整え、便通良くしてくれる働きがあります。便通が改善されると、脂肪の外への排出も促進されます。
食物繊維は、食事の最初に摂取すると脂肪の吸収を抑える作用があります。繊維質によって満腹感が得られるので、食べ過ぎの防止にもつながります。
食物繊維は、毎日の食事からだけではどうしても不足しがちな成分。スープでたっぷり摂取できるのはうれしいですね。
脂肪燃焼スープダイエットのやりかた
脂肪燃焼スープは、基本的に1週間、食事代わりに食べ続けると減量効果が得られるといわれています。確実に短期間で痩せるための、正しいやり方を紹介します。
◆脂肪燃焼ダイエットのルール
脂肪燃焼ダイエット期間中は、摂取するカロリーよりも、燃焼カロリーを多い状態に保つことで、脂肪を燃焼し、身体の毒素を外に排出します。代謝を効率よく上げるために、守ってほしい注意事項がいくつかあります。
1) お酒は飲まない(開始前24時間から) 2) 水分は、水・ブラックコーヒー・お茶・100%ジュース・無脂肪のスキムミルクのみ 3) 炭酸飲料は飲まない 4) 揚げ物、パンなど小麦製品は食べない 5) 砂糖や甘味料は摂取しない |
1週間のダイエット中は、禁止事項に該当する食べ物は控えましょう。
◆脂肪燃焼スープダイエットの基本スケジュール
脂肪燃焼スープダイエット中は、スープはお腹がすいたと感じたら、好きなタイミングで好きなだけ食べることができます。ダイエット中にありがちな「食べることを我慢するストレス」や「空腹感」がないのが、魅力ですね。
脂肪燃焼スープダイエット1週間のスケジュール
1日目 | スープ・果物かフルーツジュース(甘味料なし) |
2日目 | スープ・野菜 |
3日目 | スープ・野菜・果物かフルーツジュース(甘味料なし) |
4日目 | スープ・バナナ・スキムミルク |
5日目 | スープ・肉・トマト |
6日目 | スープ・牛肉・野菜 |
7日目 | スープ・玄米 |
スープから、水分はたっぷりとれます。さらに合間に意識して水分を摂取するようにすれば、より脂肪燃焼効率が上がります。
脂肪燃焼スープダイエットに成功した後でも、食事の前にまずこのスープを飲むようにすれば、食べる量を減らすことができます。その結果、ダイエット効果を期待できます。
ダイエットスープの簡単レシピ♡トマトなしや白菜置き換えも
脂肪燃焼スープダイエットを成功させるカギは、おいしいスープを作ること!いくらたくさん食べても良いといっても、味がまずくては続けられません。おいしくて簡単に作ることができる、基本のトマト入りダイエットスープの作り方を紹介します。
シンプルなスープなので飽きずに食べられます。しかしトマトが苦手な方や、1週間同じスープはつらいと感じる方も中にはいるかと思います。そこで食材ちょっと変えた、アレンジ脂肪燃焼スープも紹介していきます。
①:トマト入り基本のダイエットスープ
トマト味のシンプルな脂肪燃焼デトックススープの作り方です。6種類の野菜をベースにして作るのが基本ですが、好きな野菜を加えたり、苦手な野菜を他の種類に変えたりしてもOKです。
ただし、糖質の多いじゃがいもやトウモロコシはなるべく避けましょう。
6種類の基本野菜のダイエット効果
キャベツ | 食物繊維が豊富で満腹感が得られる・糖質の吸収を抑える |
玉ねぎ | 血液をサラサラにして、代謝を上げる |
セロリ | むくみを取り除くカリウム・カルシウムなどミネラル豊富 |
トマト | 抗酸化が高く血液をサラサラにするリコピンが豊富 |
ピーマン | 免疫力を高めるビタミンCが豊富 |
にんじん | 活性酸素を除去・体を温める |
まずは、基本の脂肪燃焼スープの作り方をマスターしておきましょう。
【 材料 】
1) キャベツ 2) 玉ねぎ 3) にんじん 4) ピーマン 5) セロリ 6) トマト缶 |
【 作り方 】
1) 野菜をざく切りにする 2) 鍋に野菜とひたひたの量の水を入れる 3) コンソメキューブを1個入れて強火で煮込む 4) 塩コショウで味をととのえる |
動画では、食べやすさを向上するためコンソメを入れていますが、コンソメはなくてもOKです。野菜は少し大きめにカットした方が、歯ごたえが残って、食べたとき噛むので満腹感が得られやすくなります。
塩コショウは、入れすぎると塩分の摂りすぎによる「むくみ」を引き起こす可能性があるので、入れすぎないようにしましょう。煮込み時間を長くすれば、濃厚なスープになります。短時間の煮込みだと、サラッとしたスープになります。
②:トマトなしダイエットスープ
脂肪燃焼スープに興味はあるけど、トマトが苦手・・という方もいるのではないでしょうか?そんな方におすすめの、トマトなしのダイエットスープを紹介します。
色々なレシピがありますが、テレビの情報番組でも度々取り上げられている、元ハーバード大学准教授で、麻布医院院長高橋弘先生考案の、「ハーバード大学式野菜スープ(ファイトケミカルスープ)」の作り方を紹介します。
【 材料 】2人分
1) にんじん 100g 2) たまねぎ 100g 3) キャベツ 100g 4) かぼちゃ 100g 5) 水 1リットル |
【 作り方 】
1) 野菜をすべて3センチ角くらいに切る 2) 鍋に野菜と水を入れ、煮込む |
野菜を煮込むときは、土鍋やホーロー鍋など熱伝導効率のよい鍋を使えば、短時間でしっかり煮込めます。
そのままでもおいしいですが、かなり薄味です。ベースとなるスープを多めに作っておいて、コンソメや和風だし、鶏ガラなどその日の気分で味を変えて楽しむこともできます。
③:白菜ときのこのダイエットスープ
食物繊維が豊富な「きのこ」と、免疫力を高めるビタミンCや、食物繊維、老廃物の排出をサポートするカリウムをたっぷり含んだ「白菜」を使ったダイエットスープを紹介します。
【 材料 】
1) 白菜 2) えのき 3) しめじ 4) 水 |
5) 中華スープの素 6) うすくちしょうゆ 7) 料理酒 8) 生姜 9) ごま油 |
【 作り方 】
1) 白菜は細切り、きのこは軸をとる 2) 水と野菜、きのこを入れ、調味料を加えて煮込む 3) しょうが・ごま油を加える |
白菜は、熱で栄養素が外に逃げやすい野菜ですが、スープにすれば栄養素を逃さずしっかり摂取できます。身体を温めてくれる生姜を入れることで、代謝を高める効果も期待できるので、生姜は是非たっぷり入れてください。
中に入れるきのこは、糖質や脂質の代謝を促進し、脂肪燃焼サポートをしてくれる「まいたけ」をプラスするのがおすすめです。中華スープの素の代わりに、鶏ガラスープを加えても、コクのある味に仕上がります。
④:ねぎたっぷりのダイエットスープ
ねぎといえば、薬味のイメージがありますが、実はダイエット成分を豊富に含む食材です。脂肪燃焼スープにたっぷりねぎを入れれば、脂肪燃焼効率がUPします。
【 ねぎに含まれるダイエット成分 】
アリシン | 脂肪燃焼に欠かせないビタミンB1の吸収を高める |
フルタン | 脂肪燃焼促進 |
食物繊維 | 便通を良くする |
ねぎをたっぷり使ったスープの作り方を紹介します。
【 材料 】
1) まいたけ 2) もやし 3) たまご |
4) 生姜 5) 白だし 6) 水 7) ねぎ |
【 作り方 】
1) 白だしと水、生姜を煮立たせる 2) もやしと卵を入れる 3) マイタケを入れる 4) ねぎを上にたっぷりのせる |
ねぎは、食べ過ぎると口臭や体臭がきつくなる場合があります。ねぎたっぷりスープだけを大量に食べ続けるのは避けましょう。
ダイエットスープに飽きたら試してほしい味付け
脂肪燃焼スープダイエットは、おいしいスープをたっぷり食べられるのが魅力ですが、1週間毎日続けるとなると、飽きてしまいがちです。せっかく途中まで頑張ったのに、飽きて断念するのはもったいないですよね。
飽きずにおいしく食べるためには、味付けをちょっと変えてみるのが1番。基本のスープを多めに作っておいて、食べる時にちょい足しするだけで、飽きずにおいしく食べることができますよ。
ちょい足し食材の成分によっては、ダイエット効果UPにもつながります。是非色々な味にチャレンジして、楽しみながらスープダイエットを行いましょう。
①:ピリ辛ダイエットスープ
辛いものが好きな方は、キムチやカレー粉、唐辛子などの辛み成分を加えてみるのがおすすめです。唐辛子やカレー粉のスパイスに含まれる、辛み成分カプサイシンには脂肪燃焼効果が期待できます。
②:豆乳をプラスして味をマイルドに
基本の脂肪燃焼スープには、セロリがたっぷり入っていますが、セロリが苦手な方にとってはなかなか苦痛です。スープに豆乳を加えることで、味がマイルドになり、セロリ特有の香りが軽減できます。
豆乳の原材料の大豆には、ダイエットにうれしい成分がギュッと詰まっています。
豆乳のダイエット成分
サポニン | 糖質や脂肪の吸収を抑える |
たんぱく質 | 脂質を吸収し、体外に排出 |
ペプチド | 脂肪の燃焼を促進 |
豆乳の中でも、多少味にクセはありますが、成分が最も濃く配合された無調整豆乳を選べば、より高いダイエットサポート効果が期待できます。豆乳はたんぱく質が豊富なので、取り入れるのは、4日目以降にしましょう。
③:粉チーズを加えてイタリアン風に
粉チーズはトマトとの相性が良く、加えることで味をマイルドにしてくれます。イタリアンテイストの味が好みの方は、是非加えてみてください。
粉チーズは、たんぱく質が豊富なので、基礎代謝を高め脂肪燃焼を促進する効果も期待できます。それだけでなくビタミンB1が豊富なので、食べたものが脂肪として蓄積されるのを防ぎます。
ただし、粉チーズは高カロリーで塩分量も多いため、かけすぎには注意してください。
脂肪燃焼スープダイエットの注意点
脂肪燃焼スープダイエットを1週間継続すれば、減量効果がしっかり得られますが、3食スープを食べ続ける本格的なスープダイエットは、1週間限定にしましょう。
スープダイエット中は、たんぱく質の摂取量が通常より減るため、長期間に渡って行うと基礎代謝の低下を招くリスクがあります。
まとめ
脂肪燃焼スープダイエットは、食事制限による「食べられないストレス」や「空腹感」がないので、食べることが大好き方でも挫折しにくいダイエット法です。
簡単に作ることができて、とてもおいしいので、楽しみながら短期間で体重ダウンできます。食事制限がつらくて今までダイエットに挫折してきた方は、是非チャレンジしてみてください。
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