おでこにできるニキビの原因とは?治し方まで徹底解説!

ニキビ

季節の変わり目に起きやすい吹き出物。この時期におでこにニキビができてしまった人も多いのではないでしょうか?

ニキビ肌には、毎日の習慣や生活環境が複雑の絡んでいます。

そこで今回は、ニキビの原因からおでこニキビを予防する方法などさまざまご説明します。

ニキビはなぜできるの?

思春期を過ぎて、大人になってからも出現するニキビ。ケアをしているのに、繰り返しできてしまうことに悩む人も多いのではないでしょうか。

そもそもニキビがどうしてできるのか、「思春期ニキビ」とはどう違うのか、ちゃんと知っていますか?

対処法を間違えると皮ふ科でも治せないような痕ができてしまうケースもあるので、正しい知識をもってきちんとケアしたいものですよね。

ニキビとは?

ニキビとは、前額部(おでこ)、頬、口の周り、下あごなどにできる発疹をさします。

おもに思春期から青年期にかけてよくみられ、胸や背中の中心部などにできることもあります。この発疹は、毛穴に皮脂がたまり、出口が炎症を起こして小さく隆起したものです。すぐに治ってしまう軽いものから、ニキビ痕として跡を残してしまう重症のものまでさまざまあります。

一般に、思春期にできるものが「ニキビ」大人になってからできるものが「吹き出物」と言われることがあります。しかし実は両者の区別はなく、同じものです。

ニキビ原因とは?

ニキビの正体がわかったところで、ではニキビの原因とはいったいなんなのでしょうか?

今回は、主な原因として挙げられる3つの原因についてご説明します。

原因➀:ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの乱れは、女性に顕著に見られます。とくに生理周期によって左右されることが多く、生理前のニキビに悩まされる女性が多い傾向です。

ホルモンバランスを整えることは難しいことです。しかし、規則正しい生活を送ることが基本です。食事・運動・睡眠など自分の生活リズムを見直してみましょう。

原因②:皮脂の過剰分泌

皮脂を分泌している皮脂腺は毛穴に向かって開口しており、皮脂は毛穴を通って角層の表面へと広がるしくみになっています。

皮脂の分泌量は気温が上昇したときなどに増えますが、10代の思春期や、糖分や脂肪分の多い食生活などでも増えてしまうことがあります。増えた皮脂が毛穴につまることで、ニキビが発生しやすくなってしまいます。

原因③:乾燥

晩秋から冬へと向かう時期は、気温湿度ともにどんどん低下し、血液循環が鈍くなる時期です。その為、皮脂や汗の分泌が減少するため皮脂膜が十分つくられなくなり、目元や口元、頬などに「カサつき」が目立ちはじめます。

さらに、室内で暖房を使い始めると湿度がますます低下し、乾燥が促進されてしまいます。

肌の乾燥がひどくなると、肌の表面で外界からの刺激から守ったり、水分が蒸散するのを防いだりする役割をもつ「バリア機能」が低下します。

その結果、さまざまな肌トラブルを引き起こしやすい状態になります。そうなると少しの刺激でもヒリヒリしたり、かゆみや赤みが出たりと敏感肌症状が肌表面に出てくるようになります。

ニキビの種類について

ニキビの色によって違う症状と原因を知ることからご説明します。

ニキビができるとき、肌の内部では一体どんなことが起こっているのでしょうか?各ニキビについて具体的にご説明します。

種類➀:白ニキビ

白ニキビは、ニキビの最初の段階のことを指します。毛穴に皮脂が詰まってしまい、古くなった状態です。

白ニキビは、かゆみや痛みがほとんどありません。皮膚を新しくしていくサイクルである「ターンオーバー」が乱れることにより、毛穴周囲の皮膚が厚くなります。その結果、ふさがった毛穴に皮脂や角質が詰まってしまうのが原因です。

種類②:赤ニキビ

ぷっくりと盛り上げり色も濃い赤ニキビは、ニキビの中で最も目立ってしまいます。更には、かゆみや痛みが伴ってくる場合もあります。

毛穴の内部で過剰に繁殖したアクネ菌を攻撃する為、白血球が集まり炎症を起こしているのが原因です。赤ニキビができたら触ったりしないようにするのがポイントです。

種類③:黒ニキビ

黒ニキビは、毛穴が黒く点状になった状態のことをいいます。また、炎症は起こしていて痛い状態です。

黒ニキビは、白ニキビが開口し、毛穴に詰まった皮脂や汚れが空気に触れ酸化することにより原因となります。

おでこニキビを予防する方法とは?

予防方法➀:洗顔はやさしく丁寧に!

力を入れてゴシゴシ洗うと、肌を傷めてしまいます。摩擦を最小限にとどめるためには、洗顔料はしっかり泡立て、泡をクッションにしながら洗いましょう。

泡立てるのが苦手な人は、泡立て用の洗顔ネットなどを利用するのが手軽です。

洗顔は朝起きたときと、夜、メイクを落としたあとの2回が基本です。朝は、寝ている間に蓄積した皮脂汚れを落とすことが目的です。 夜はメイク落としのあとに洗顔を行い、残っているクレンジング剤や皮脂汚れを落とします。

ダブル洗顔不要のクレンジング剤なら、夜の洗顔は行わなくても大丈夫です。スッキリしたいからと何度も洗顔するのは、乾燥や過剰皮脂など肌トラブルの原因になります。

予防方法②:保湿ケアをしっかり!

どんなスキンタイプの方も、朝と夜寝る前、1日に2回の保湿をおすすめします。

肌を良く知ることは、健康的な日々を送るうえで欠かせないポイントです。肌の声に耳を傾け、必要に応じて保湿といううるおいを与えてあげましょう。

もし、乾燥していたり、気温が低いなどで肌のツッパリを感じたりする場合は保湿ケアの回数を増やしてあげてください。

予防方法③:紫外線対策はしっかり!

肌にダメージを与えてしまう紫外線。日焼け止めも必要なケアではありますが、対策としては決して十分とはいえません。

意外な盲点として挙げられるのがコンクリートからの照り返しです。舗装された道を歩くことがほとんどな現代人にとって、照り返しから受ける影響は少なくありません。

見落としがちな下方向からの紫外線、トラブルになる前に肌をしっかりと守ってあげる対策が必要です。

予防方法④:睡眠はしっかりとる!

肌は、睡眠中に活発に細胞分裂を行います。ニキビをはじめ、荒れてしまった肌をすこやかに生まれ変わらせるには、十分な睡眠が欠かせません。

睡眠で特に大切なのは、眠りに落ちて最初の3時間の間に訪れる「ノンレム睡眠(深い眠り)」です。このときに成長ホルモンが十分に分泌されることで、肌の再生活動が盛んになります。

深くぐっすりと眠るためにも、毎日決まった時間に自然と入眠できるようなライフスタイルを心がけましょう。

ベッドに入る1~2時間前に入浴して体温を上げておく、寝る直前の飲食や、テレビ・スマホなど光を発する機器は使用しない…などの工夫をとり入れましょう。

予防方法⑤:食生活を見直す!

毎日の食事は、内側からのニキビケアにつながります。欠食や暴飲暴食、間食をできるだけ控え、1日3回の食事からさまざまな栄養を摂取しましょう。

肌の材料となるタンパク質、肌の新陳代謝を促したり皮脂量をコントロールしたりするビタミンB2・ビタミンB6、血行を促進して肌荒れの解消を助けるビタミンE、便秘の改善に役立つ食物繊維などを積極的に摂りましょう。

まとめ

ニキビにはストレスが影響してしまうので、リラックスした日々を送りながら、お肌のお手入れやバランスの良い食事を心がけたいですね。

それでも治らないときは、皮膚科を受診するなど、専門家の判断を仰ぎましょう。

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