シンプルケアで潤い肌に!スキンケアをシンプルにするメリットを解説

「きれいな人ほどお手入れは念入りにしているはず!」「シンプルケアは手を抜いている感じが……」と、シンプルなケアは美意識が高いイメージとは離れた印象があるかもしれません。
スキンケアアイテムを複数使うことは当然と考えている人の方が多いのではないでしょうか?
しかし、必要最低限のシンプルなケアは「保湿をしたい!」とアイテムをいくつも重ねるケアよりも、肌にとっていい効果をもたらす場合があるのです!
筆者自身これまでスキンケアは化粧水、美容液、乳液、クリーム……など、一度のケアで色々なアイテムを使っていた時期がありますが、今は化粧水と美容液のみのシンプルケアで完了。ライン使いをしていた時期よりも肌の調子がいいです♪
そんな経験があるからこそお伝えしたい!ここでは、シンプルケアのメリットをお届けしていきます。
目次
それって本当に肌に必要?実はやりすぎケアかも
話題の新商品や有名人の使っているアイテムと聞くと、なんだかいいもののような気がして使ってみたくなりませんか?しかし、あれもこれもと手を出すことは肌にとって逆効果。
肌のためにとライン使いしているのにイマイチ効果が出ない……と感じている方は、化粧品が肌に合わないのではなく、そもそも不要なケアを行っている可能性があるのです!
乳液・クリームを重ねるケアで肌トラブルに?!
「化粧水の後は乳液を使ってフタをする」というのはスキンケアの常識のように唱えられています。「乾燥が気になる方はさらにクリームをプラス」と勧められると、保湿のためにクリームも必要な気がしてしまいますよね。
しかし、肌には皮脂を分泌する機能があります。皮脂は汗とともに皮膚の上を膜のように覆い水分の蒸発を防いでくれるもの。天然のクリームのような役割を果たしています。
皮脂の量が多くニキビができやすいという方は、乳液・クリームを使うと油分過多状態。さらにニキビができやすくなる恐れがありますが、逆に乾燥が気になるという方も乳液・クリームのW使いは実は注意が必要です。
乳液やクリームなどの保湿剤を使いすぎていると皮脂の分泌が抑えられてしまい、自ら潤う力を弱めてしまう可能性があるのです。
肌はそもそも皮脂が油分を補ってくれているということを頭に置いて、乳液やクリームはそれでも乾燥が気になる場合にのみ使用するのがおすすめです。
化粧品は肌の奥まで届かない?!角質層を潤す化粧品を選ぼう
肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」から構成されていますが、スキンケアアイテムで美容成分を浸透させることができるのは、基本的に表皮の一番外側である「角質層」まで。
「肌の奥まで浸透する」とアピールしている化粧品もありますが、よくよく見ると「※角質層まで」と注意書きがあるはず!化粧品の効果は「角質層まで」と法律で定められているのです。
医薬部外品として厚生労働省に認可を受けて真皮への作用を表記しているものもありますが、そもそも肌の構造上、真皮を含め角質層より奥の層に浸透させることは難しいことです。シミやシワを改善しようと美容液を選んだのに効果がイマイチ……なんて経験はありませんか?
肌の奥への作用に期待して美容液、アイクリーム……とアイテムを追加していくよりも、角質層に作用して肌の保湿効果やバリア機能を高めてくれるアイテムを選ぶ方が効果を感じやすいかもしれません!
シンプルケアのメリット
本来不要なアイテムを使うことで肌に負担をかけている場合や、よかれと思って使っているのに効果を実感できていないアイテムもあるのではないでしょうか。
スキンケアはシンプルでもいいような気がしてきませんか?改めてシンプルケアのメリットをチェックしていきましょう。
メリット1:肌が自ら潤う力を育てられる
肌には自ら潤う力が備わっています。しかし、過剰なケアを続けているとその力は十分に発揮されない状態に。
シンプルなケアなら、自らの力で肌の状態を整えることができるようになります。
メリット2:肌への負担を抑えられる
アイテムが増えると肌に触れる回数も増えるもの。よく肌に浸透させようとハンドプレスを繰り返したり、すり込むように伸ばしたり……実はこれが肌にとって負担になっている恐れがあります。自分では力を入れていないつもりでも肌にとっては刺激になっているのです。
もっと力を緩めることを心掛けることも大切ですが、そもそも使うアイテムが少なければ肌に触れる回数も少なくなるもの。
シンプルケアに切り替えることで、簡単に肌への負担を減らすことができますよ。
メリット3:スキンケアの時短&コストカット
使用するアイテムが少ないのでスキンケアの時間が短縮でき、購入費用も減るのでお財布にも優しくなります。
また、ひとつひとつは大したことがなくても並べてみると化粧品は結構場所を取るもの。アイテム数が減れば保管場所もすっきりします!
スキンケアをシンプルに!アイテム選び&実践のポイント
「シンプルケアに興味はあるけど、何から始めればいい?」スキンケアをシンプルにして自ら潤う肌をつくるポイントをご紹介します。
アイテムは少しずつ減らしてシンプルケアにシフト
シンプルケアにシフトしたいからと言って、今まで化粧水、美容液、乳液、アイクリーム、クリーム……など、ライン使いをしていたアイテムを一気にやめてしまうのはNG。
いきなり使うアイテムが大幅に減るのは、体感的に乾燥や物足りなさを感じやすいです。「やっぱりシンプルケアは無理だったんだ」という事態になりかねません!
肌のベタつきが気になる場合はクリームの使用量を減らすことから始めるなど、少しずつやめていくことが肌に負担なくシフトするポイントです。
化粧水は保湿を重視したものに変更することも、他のアイテムをやめたときのギャップを感じにくいかもしれません。
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実際に使ってみました! ボトルから出すときはとろみの強いテクスチャーですが、手にとって肌になじませる内にとろとろ感はなくなり、溶け込むように肌になじんでいきます。ベタベタ感は感じませんが、肌はしっとりする感じ♪ |
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筆者も愛用している化粧水です。 セラミド自体には水分を引き寄せるような保湿力はないためか、使い始めの頃は肌のしっとり感が足りないような物足りなさを感じていました。しかし、暫く使い続ける内に乾燥は全く気にならないように!肌本来の潤う力が高められたのかなと思います。 |
洗浄力の強すぎないクレンジングで肌への負担を軽減
洗顔後のスキンケアをシンプルにしてもクレンジングで落としすぎている場合は、いつまで経っても乾燥を感じやすい肌のまま!
メイクをしっかり落とそうと洗浄力の高いクレンジングを使用していると、肌に必要な水分や油分まで奪ってしまう恐れがあります。
メイク落ちはいいですが ミネラルオイル系のクレンジングは脱脂力が高いものの代表。乾燥肌の方や年齢を重ねた肌には負担が大きいので注意しましょう!
肌に優しくメイクを落とせるクレンジングをご紹介。
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肌に乗せるとじゅわっととろける感じで、すぐにメイクと馴染みます。洗い上がりもベタつくこともなく、でも乾燥することもなく、本当私にはめちゃくちゃ合ってました!クレンジングが肌調子に直結するタイプですが、ここ最近で一番肌調子も良いです◎(アットコスメ)
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「肌も心もほぐして」というコンセプトに納得できるパッケージと使い心地で詰め替え用含め、3回目のリピート中です。洗い上がりも突っ張らず潤いが残るようなところがとても大好きです。(アットコスメ)
メイクアイテムは落としやすいものを選択
落としやすいアイテムを選ぶことも、クレンジングでの負担を減らすポイント。顔の中でも特に皮膚が薄い目元のメイクは注意したい部分です。 メイクを落とそうと何度も擦ったり、時間をかけて落としたりするのは目元にシワを作る原因になってしまいます。
また、 アイメイクはリムーバーで落としているという方も要注意!落ちにくいアイメイクを落とす分、リムーバーは脱脂力が高い場合が多いです。
最近では、メイク中は落ちにくいのにお湯で落とせるマスカラやアイライナーも多数出ています。簡単に落とせるアイテムを選ぶことも肌に優しいケアを実現するポイントです。
シンプルケアで肌は変わる?実践してみて感じる変化
「シンプルケアにシフトすると、肌は本当によい方向に変わるの?」というのは気になるところですよね。筆者自身の経験になりますが、シンプルケアに移行して感じる変化をご紹介します。
スキンケアアイテムの変化
以前は、アイテムは多く使うほど保湿になると考えライン使いをしていました。「クマが気になる」と感じればアイクリームを追加したり、「肌にいい」と聞いてオイルを購入したりも……アイテムを増やすことの方に注力していました。
それに比べると、今はかなりシンプルなケアで完了。
以前のケア:導入美容液→化粧水→乳液→クリーム 現在のケア:化粧水→美容液 |
いいと聞いて買ったものなのにイマイチ効果を感じられなかったり、保湿はバッチリのつもりでもなんだか乾燥しているような気がしたり……本当に肌にあったものを使いたいと感じるようになり、これまでのケアを一新しました。
シンプルケアに移行して実際に感じるメリット
シンプルケアに変えたことで感じるメリットや肌の変化はこちら。
・スキンケアがすぐに終わるので楽 ・少ないケアでも乾燥が気にならない肌に ・肌トラブルが減少 |
いくつも使っていたアイテムが減ったことで、実際かなりの時短になっています。時間がない朝でもパッとケアが終わります。
また、肌の状態にも変化が!生理前などにニキビができやすい肌質だったのですが、 シンプルケアにシフトしてからはだんだんとニキビができにくくなってきたように感じています。以前に比べて明らかに使うアイテムが少ないのに、保湿の面で物足りなさを感じることもありません!
体調のせいなどで肌の調子が悪いなと感じる日もありますが、全体的に見ても以前より肌の調子はいいと思います!少ないケアでも肌の状態は十分整えられるように感じています!
まとめ:シンプルケアで潤い肌を育てよう
肌は本来自ら潤う力を備えているもの。シンプルケアは手抜きではなく、肌本来の機能を生かすためのケアという見方もできるのです。
スキンケアに気を遣って色々アイテムを使っているのに肌の調子はイマイチ……という方は、化粧品を選び直すのではなく「使わない」という選択肢も視野に入れてみるのはいかがでしょう?シンプルケアなら肌に優しく潤いのある肌を目指せますよ♪

美容中心のブログを含め、3つのサイトを運営するブロガー。複数メディアで執筆も行っています。
30代に入り感じる肌の変化でエイジングケアに注力。低刺激や成分に注目した化粧品選びを重視しています。
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