顔にできるニキビは部位によって原因が違う!?できた場所から正しいケアを見つけよう!

顔のニキビってしつこいですよね。やっと治ったと思ったらまた同じ場所にできた、という話もよく聞きます。いったいどうしたらニキビの連鎖に終止符を打てるのでしょうか?目立つ顔のニキビの原因と予防法を考えていきます!
目次
同じ場所に繰り返しできる顔ニキビ……!予防はできるの?
顔のニキビって、いつも同じ場所にできませんか?「いつもおでこにできるから前髪で隠している」「頬がガサガサブツブツで恥ずかしい」など、人によってできやすい場所があるようです。
ただ、ニキビはどのような場所にできても、その経過は同じです。毛穴に皮脂が溜まるところから始まって、以下のような順番で進行していきます。
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つまり、ニキビは症状そのものに目を向けるより、原因を探って予防することに目を向けたほうが得策です。
なぜ、いつも同じ場所にニキビができてしまうのでしょう?顔の部位それぞれの肌事情を知ると、ニキビを予防しやすくなりますよ!
鼻ニキビは皮脂汚れが多い!
鼻のてっぺんにポツンとしたニキビ……誰もが経験があるのではないでしょうか?大きなニキビができたり、黒いブツブツができたりすることもありますよね。
鼻ニキビはニキビ悩みのなかでも目立ちやすさはダントツ。おしゃれを楽しむためにも、なんとしても防ぎたいものです。
鼻の特徴
顔のなかでも、もっとも皮脂の分泌量が多いのが鼻です。頬は乾燥しているのに、鼻だけはテカってしまう、という人も少なくないかもしれませんね。
黒いポツポツができて、爪で無理やり押し出そうとする人も多いようですが、この黒いポツポツは白ニキビが進んだ状態です。毛穴の中から詰まっていた皮脂が顔を出し、空気に触れることで酸化して黒くなっています。
鼻専用のパックをしたり、一生懸命洗顔ブラシで洗ったりしても、なかなか改善しないどころか、かえって炎症を起こして赤く大きなニキビになってしまうことも珍しくありません。
鼻にニキビができる原因
鼻は皮脂の分泌が活発なところです。そのため、毛穴が開きやすく、汚れも詰まりやすいという弱点があります。
また、小鼻の横などは凹凸があるため、ファンデなどのメイク汚れが溜まりやすく、しかもクレンジングや洗顔などで洗い残しが多くなりやすいところです。
温かい毛穴の中で皮脂とメイク汚れが混ざり合ってアクネ菌の餌となり、ニキビが次から次へとできてしまうのは、このような鼻独特の状況が大きく関係しています。
また、顔の中心にある鼻はつい手で触ってしまいやすいところです。手にはいろいろな雑菌がついているので、雑菌に触れることで悪化しやすいという課題もあります。
鼻のニキビ予防はここがポイント!
鼻のニキビ予防は、アクネ菌が大好きな汚れや皮脂を落とすことにつきます。ただ、きれいに洗おうとブラシなどでゴシゴシこすってしまうのは逆効果。洗顔料をたっぷりと泡立てて、すみずみまでなじませて洗いましょう。
洗顔したら化粧水と乳液・クリームなどでしっかりと保湿します。皮脂がべたつくからと保湿を怠ってしまうのは、乾燥からさらに皮脂を分泌されてしまう原因となります。
もちろん、どんなにニキビが気になっても、鼻を手で触らないことも大切ですよ!
おでこニキビは皮脂と髪の刺激に注意!
おでこのニキビもけっこう目立ちやすいものです。つるつるのキレイなおでこの人を眺めながら、自分のおでこを見てため息をついたことはありませんか?おでこにニキビがあるとおしゃれも我慢しがちですよね。
おでこの特徴
おでこは皮脂が出る皮脂腺が多いところです。顔のなかでもおでこにニキビができやすい人は、皮脂が過剰に分泌されてしまっている可能性が高いです。
皮脂には本来、皮膚を覆って乾燥や外的刺激から守る役目を持っていますが、皮脂が過剰に分泌されていると、毛穴に詰まってニキビができやすくなってしまうのです。
ニキビを隠したくていつも前髪を伸ばしている人もいますが、そんなおでこニキビに悩んでいる人は、皮脂と洗い残しを重点的に見直してみましょう。
おでこにニキビができる原因
なぜ、おでこの皮脂が過剰に分泌されてしまうのでしょうか?その答えは生活習慣が大きく関係しています。
たとえば朝の洗顔やお風呂でシャンプーしたときなどに、「なんとなく」洗って終わりにしていませんか?ちゃんと洗っているつもりでも、おでこは意外にも洗い残しが多くあるところです。また、シャンプーをしたときは髪をすすぐのに一生懸命で、顔に洗剤が残ったままになってしまうことがあります。
このほか、前髪の刺激やストレスもおでこニキビの原因になります。社会人になるとどうしてもストレスがたまりやすいのですが、ストレスから皮脂が過剰に分泌されてしまうこともあります。
おでこのニキビ予防はここがポイント!
おでこのニキビを予防するには、おでこを前髪で隠すのをやめることから始めましょう。毎日シャンプーしていても、髪には汚れや細菌などが付着しやすく、ニキビに触れると悪化させてしまうことがあるからです。
そして顔やボディをくまなくしっかりと洗い、洗剤が残らないように念入りにすすぐことも大切です。もちろん、洗った後の保湿ケアは欠かせません。
こめかみニキビは洗顔のすすぎ残しが盲点!
こめかみは話している相手からよく見える場所です。なんとなくニキビに視線を感じたことはありませんか?
そんなこめかみニキビの原因は意外なところにあります。
こめかみの特徴
こめかみは皮脂が活発に分泌されるところです。おでこや鼻のようにテカリを気にする人は少ないかもしれませんが、実はニキビの好発環境。
さらにファンデが溜まったりフケが落ちてきたりと、不衛生になりやすく、髪が触れることによる刺激も加わります。
それなのにスキンケアではあまり意識されにくいところなので、どうしても不衛生なまま放置されやすいという、ちょっと気の毒なパーツです。
こめかみにニキビができる原因
多くの人は鼻や頬を一生懸命洗いますが、こめかみはなぜか忘れられがちです。皮脂の分泌が活発なのに洗顔では「ついで」のように軽くなでるだけで終わっていませんか?
こめかみは指先でやさしく撫でるようにクルクルとマッサージしながら洗い、すすぎは念入りに行いましょう。
また、こめかみは髪をセットするときのスタイリング剤が付着しやすいところです。ただでさえ皮脂の分泌が活発なのに、そこにスタイリングまでこびりついてしまうと、汗やホコリなどとまざって非常に不衛生な環境に……!
この他にも、ストレスや疲れなどによるターンオーバーの乱れもニキビをまねきます。
こめかみのニキビ予防はここがポイント!
「いつもこめかみにニキビができる」と悩んでいる人は、しっかりと休息をとり、適度なストレス発散法を見つけておくことが大切です。
軽いジョギングなどは自分のペースででき、お金もかからず、発汗をうながすのでおすすめです。
また、髪をセットする時には、顔にスプレーなどがかからないよう、タオルやティッシュなどでガードしておくと肌が汚れにくくなるので、試してみてくださいね。
頬ニキビは乾燥ニキビができやすい!
頬は範囲が広いところです。なめらかでつるんとした頬は美しく魅力的ですが、ニキビがひとつあるだけで台無しになっちゃいますね。
また、広い頬だけに、肌の調子の良し悪しもわかりやすいところです。
頬の特徴
頬は皮脂腺が少ないので、とても乾燥しやすいところです。よく「乾燥ニキビ」といわれますが、頬のニキビは乾燥ニキビの典型例。
また、頬はファンデーション以外にもチークやハイライトなど、さまざまなメイク汚れがつきやすいところです。
頬にニキビができる原因
頬は保湿ケアをしていても水分が蒸発しやすいところです。頬がガサガサしたり粉を吹いたりした経験がある人はきっと多いはず。
その乾燥から肌を守るために、肌みずからが皮脂をたくさん分泌して乾燥から守ろうとしています。ただ、ゴワゴワに乾いた毛穴からうまく皮脂が排出されずに、毛穴に詰まってしまうこともあるので要注意。
そんな毛穴にファンデやチークなどのメイク汚れが詰まってしまうのは、毛穴の中で待ち構えているアクネ菌に餌を与えるようなもの。さらに枕カバーや布団カバーなどが不衛生だと、寝ている間に付着した雑菌から炎症を起こしてしまうこともあります。
頬のニキビ予防はここがポイント!
乾燥しやすい頬のニキビ予防で大切なのは、1にも2にも保湿です。肌が乾燥していると皮脂を過剰に分泌しやすいばかりか、ターンオーバーが乱れたり、毛穴が詰まりやすくなったりと、肌の不調をまねくばかり。洗顔後は化粧水でたっぷりと水分を補給し、乳液やクリームで水分が逃げないようにケアしましょう。
同時に、寝具はまめに洗濯をするのがおすすめです。寝具はひと晩ずっと肌に触れているものなのに、何日も同じものを使い続けていては雑菌が繁殖しやすくなります。シーツや布団カバー、枕カバーなどはできれば1週間に1回以上は交換したいものです。
口まわりのニキビは乾燥しやすく悪化しやすい!
口元のニキビは治りにくいですよね。友達とランチの最中に、治りかけたニキビが裂けてしまった経験はありませんか?
良くなったり悪くなったりを繰り返しやすい口まわりのニキビは本当に厄介。ニキビができにくいケアを心がけましょう。
口まわりの特徴
口元はとても乾燥しやすいところです。口角や鼻の下などはカサカサして粉を吹く人も珍しくないでしょう。なぜなら、口まわりの皮膚はとても薄く、水分を保持するのが難しいからです。
また、口まわりはホルモンバランスの影響も受けやすいです。ストレスがたまると口まわりにニキビができやすいのは、このホルモンバランスの乱れも大きく影響しています。顔の中でもとてもデリケートなところなのです。
口まわりにニキビができる原因
皮膚が薄く乾燥しやすい口まわりは、乾燥からニキビができることが少なくありません。毎日のスキンケアでもあまり手をかけてもらえることはなく、常に水分を求めている状態です。
また、リップクリームや口紅を塗ったあとにクレンジングをする時に、ゴシゴシこすってしまっていることも原因のひとつ。皮膚が薄いうえに摩擦を加えられているので、角質層が乱れ、その隙間にアクネ菌が入り込んできます。
口まわりのニキビ予防はここがポイント!
皮膚が薄い口まわりは念入りに保湿しましょう。化粧水だけでは不十分です。クリームが苦手な人でも、口まわりだけならそれほどべたつきが気にならないはず。それでも乾燥してしまうなら、保湿美容液をプラスするといいですよ♪
また、ニキビができてしまった時は、喋ったり食事をしたりするとどうしても皮膚に負担がかかってしまうので、あまり大きな口を開けないように意識すると悪化を防ぎやすくなります。
顎ニキビはホルモンバランスの乱れを疑おう!
顎のニキビも目立ちやすいですよね。周囲の視線を感じることが多いのではないでしょうか。
顎のニキビは同じ場所に繰り返すことが多く、悪化しやすい傾向があります。さらに女性ならではの原因もあります。
顎の特徴
顎は他の皮膚と大きな違いがあります。それは汗腺が少なく、皮脂腺が多いということ。汗腺は水分を保持する役目もあるので、汗腺が少ないということは乾燥しやすいということになってしまいます。
また、皮脂腺は乾燥から守るために皮脂を分泌しますが、乾燥しやすい顎だけにその皮脂の分泌量は過剰になりやすい傾向があります。
顎にニキビができる原因
顎ニキビは皮脂が大きな原因です。過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、そこからニキビに発展します。
しかし顎ニキビの原因はそれだけではありません。もうひとつ、女性ならではのホルモンバランスの乱れという原因あります。
女性は生理前になるとニキビができやすくなりますが、この時期に分泌される黄体ホルモンには皮脂の分泌を促す働きがあるので、どうしても女性は顎ニキビができやすいのです。
顎のニキビ予防はここがポイント!
皮脂が多い顎は、「保湿すること」と「触らない」ことが大切です。うるおいを奪いすぎないようにやさしく洗顔し、皮脂が気になっても化粧水で保湿することは忘れてはいけません。
ホルモンバランスは生理周期と連動して整えていくことが大切です。とくに睡眠不足は美容の大敵。寝不足をするとどうしてもホルモンバランスが乱れて、ニキビができやすくなってしまいます。
寝つきが悪い人は、入眠前に温かい飲み物で体を温め、目を刺激するテレビやスマホを見ないようにすると、眠りやすい環境が作れますよ。
食事においては、ターンオーバーを整えるビタミンB群がおすすめです。納豆や豚肉、バナナなどを意識的に摂って、すこやかな肌を目指していきましょう。
ニキビについて他の記事でもニキビについて紹介していますので、ご覧ください!
部位に合わせたケアでニキビにサヨナラしよう!
同じ顔でも、部分によって特徴やニキビができる原因はずいぶん違うものです。あなたは普段、どこにニキビができますか?
ニキビの原因をまとめると次のようになります。
部位 | 主な原因 |
鼻 | 皮脂 |
おでこ | 髪による刺激 |
こめかみ | すすぎ残し |
頬 | 乾燥 |
口まわり | 薄い皮膚 |
顎 | ホルモンバランス |
こちらで紹介した部分別の原因を探って、ニキビがないつるすべ肌を目指してくださいね!
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