• HOME
  • ヘアケア
  • 【美容師監修】ヘアオイルの使い方・スタイリングのコツを伝授!【ショートヘアからパーマで】

【美容師監修】ヘアオイルの使い方・スタイリングのコツを伝授!【ショートヘアからパーマで】

ヘアケア

ヘアスタイリング剤にはワックスやクリームなど種類が豊富にあり、何をどういう風に使えばいいのか分からない方も多いです。毎日使うだけで髪がツヤツヤ、しっとりになるヘアオイルがおすすめです。

髪の長さやどんな髪質にも使える万能ヘアオイルはヘアパックやトリートメント代わりに幅広く使用できます。簡単キレイに見えるスタイリングのコツを髪形に合わせてご紹介します。

使い方の前に!ヘアオイルの正しい選び方を知ろう

ヘアオイルはさらりとしているため、誰でも簡単に髪に馴染ませやすくおすすめのスタイリング剤です。

ヘアオイルはどれも同じだと思っていませんか?種類が多く配合成分やテクスチャーなど、メーカーによって変わってきます。自分の毛質に合う成分を選べば、より効果も発揮してくれるので正しい選び方をチェックしてみましょう。

選び方①:毛量によってテクスチャーを選ぶ

毛量に合わせてテクスチャーを選びます。毛の量が少ないのに重めのテクスチャーを使ってしまうとベタつきスタイリングが難しくなってしまいます。

毛量が多い方は、しっとり保湿効果の高いヘアオイルがおすすめです。毛量が少ない方は、さらさらタイプ且つみずみずしいヘアオイルがおすすめです。

選び方②:髪質によって質感を選ぶ

髪が硬い方やボリュームが出すぎる、毛先が広がるなど髪の悩みは尽きないですよね。ほとんどの髪質の悩みはヘアオイルでコントロールができるため、自分の髪と相性のいいヘアオイルを選ぶのが重要なポイントになります。

髪の毛が多い、硬い、太い、くせ毛はトロっとした保湿力の高い質感のヘアオイルを選びます。ボリュームが抑えられツヤが出て、毛先までまとまりが出ます。

髪の毛が少ない、柔らかい、毛先がパサつく方はさらっとした軽いテクスチャーのヘアオイルを選びます。自然なツヤが出てサラサラになります。

ただし毛質が細くても、パーマやヘアカラーなどによるダメージでパサついたり乾燥している場合は軽い質感では物足りない場合があります。ダメージヘアーは毛量にかかわらずトロっとした重めのヘアオイルが適しています。

選び方③:植物性オイル配合のものを選ぶ

ヘアオイルはメーカーごとに成分がさまざまです。植物性ヘアオイルの代表的な成分は椿油やアルガンオイル、ホホバオイルなどがあります。植物から採取したオイルを使用しており、天然由来成分のため髪や頭皮に優しい使用感となります。

日本でもヘアオイルの歴史は古く、髭付け油や日本髪を固めるために使用されてきました。

1) ホホバオイル

スキンケアとして長く愛されている保湿成分ですが、髪に潤いとツヤを与えてくれます。頭皮にもやさしく毛穴に詰まった汚れも落としてくれるため頭皮マッサージにも使用できます。

2) アルガンオイル

アルガンの木から摂れる実の種を低温圧搾して作られる天然美容オイルです。古くから皮膚の感染症の薬や食用として使用されていました。浸透が早く少量で伸びるためヘアオイルにおすすめです。刺激が少なくヘッドマッサージにも使えます。

3) 椿油

シャンプーやトリートメントにも使用されており昔から馴染みのある成分ですよね。椿の種子から摂った植物オイルです。オレイン酸トリグリセンという成分が豊富に含まれ髪に馴染みやすい特徴があり全身の肌のスキンケアでも使用される成分です。

1) 髪のダメージが気になる
2) 頭皮が乾燥する
3) パサつきが気になる
4) 髪にハリやコシがなくなってきた
5) 枝毛や切れ毛が気になる
6) 肌が敏感

このような方には、頭皮や髪にもやさしい植物性ヘアオイルを選びましょう。

選び方④:目的に合わせて選ぶ

ヘアオイルはスタイリングだけでなく、髪のダメージを補修したり熱から保護してくれます。髪のダメージが気になる方はトリートメントとしてヘアパックができる天然成分配合のヘアオイルがおすすめです。

またヘアオイルは、頭皮の血行を良くする効果も期待できます、その為、頭皮マッサージの使用がおすすめです。ヘアオイルには動物性や鉱物性等の種類がありますが、毛穴の汚れやつまりの心配がない植物性のヘアオイルを使ってマッサージしましょう。

ヘアオイルの正しい使い方&スタイリング方法

自分に合うヘアオイルを選んでいても、使うタイミングや量をしっかり守らないと効果が発揮できません。最大限ヘアオイルの効果を発揮するため正しい使い方をマスターし、ツヤ髪を目指しましょう。

使い方①:適切な量を守る

ヘアオイルはたっぷり付けた方がいいと思いがちですが、髪の長さに合わせて適量を付けないと、ベタついてしまいます。下記の表を参考にしてください。

髪型 適切な量
ショート 1~2滴
セミロング 2~3滴
ロング 3~4滴

ダメージがひどい場合や足りない場合は、少量ずつ薄く重ね付けをしてください。使っているヘアオイルに適量が書かれている場合はそちらに合わせて使用してください。

使い方②:つけるタイミングはタオルドライ後

ヘアオイルを付けるタイミングは、濡れた髪か乾いた髪どちらがいいのでしょうか?悩まれる方も多いと思います。基本的にどちらの髪にも使用できます。

1番効果的なのは、タオルドライ後の濡れた髪に使用する方法です。濡れた髪はキューティクルが開いた状態になっています。キューティクルが開いている状態では、栄養や水分がどんどん逃げていくのでヘオアイルで水分を閉じ込めてふたをしてあげます。

オイルコーティングで保湿をした状態で髪を乾かすと、ドライヤーの熱からも髪を守ってくれます。保湿できていない髪は、パサついてどんどんダメージを受けてしまい切れ毛や枝毛の原因になります。

乾いた髪の毛に付ける場合はツヤ出しやボリュームダウン、スタイリング目的として使用します。

使い方③:ヘアオイルを手のひらに伸ばす

ヘアオイルを手に取り、手のひら全体に広げてから髪の内側や毛先を中心に付けましょう。

外側や根元に付けてしまいがちですがベタつきの原因になりますので、毛先や内側を中心に薄く全体にまんべんなく付けて最後に外側や前髪に馴染ませます。上手く全体に付けれない場合は少量から付けていくと、まんべんなく塗布できます。

使い方④:ドライヤーで髪を乾かす

髪が濡れている状態はキューティクルが開き、水分がどんどん逃げてパサつきの原因になります。その為、ヘアオイルを馴染ませた後はすぐに乾かします。

濡れたまま放置すると頭皮にも悪く、ニオイの原因にもなります。ヘアオイルが髪の毛を保護し、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。

使い方⑤:ダメージが気になる場合はオイルパック

髪の傷みやパサつきが気になる場合は、ヘアオイルを使ったオイルパックがおすすめです。

インド大陸では伝統的医学、アーユルヴェーダの教えに基づき古くからオイルやハーブが使われてきました。頭皮をマッサージすることで血行がよくなり、毛穴の詰まりも取ることができます。

1) 髪の毛をしっかりブラッシングして、ほこりを落とし髪のもつれをとります
2) お湯で頭皮を指の腹でマッサージしながら、地肌や髪の汚れをしっかり洗い流します
3) 髪の水分を取り、毛先から順番に地肌に向かってヘアオイルを馴染ませていきます
4) 地肌は500円玉大のオイルを、指の腹を使い頭皮をほぐすようにマッサージします
5) 全体にオイルが行きわたったら蒸しオイルを頭に巻き、15分ほど保湿します
6) シャンプーで洗い流します

ヘアオイルを馴染ませる量は髪の長さで変わってきますが、髪全体にはティースプーン3~4杯、頭皮は500円玉大ほどになります。

入浴中にヘアパックをする場合は、熱めのお湯にタオルをひたし、絞ったものを頭に巻くと蒸しタオルが簡単にできます。週に1~2回程度を目安にオイルパックでケアすると毛先までしっとりまとまりのあるツヤ髪になります。

ヘアスタイルごとのヘアオイルの使い方のコツとは?

朝はツヤ出しやボリュームダウンにスタイリングとして使用し、夜はヘアトリートメントやドライヤー前に髪を補修、保湿目的で使用します。パーマやくせ毛でも、キレイなツヤ髪になれるヘアオイルの使い方のコツを説明します。

①:ショートヘアの場合

ショートからボブで1~2滴程度を手のひらに伸ばし、髪の内側や襟足を中心に馴染ませます。最後に残ったオイルで前髪や外側に付けます。頭頂部に付けると髪がベタ付くため乾燥や傷みが気になる部分に付けましょう。

②:ロングヘアの場合

髪の毛をしっかりクシでとかし、もつれを取ります。クシでとかさないと付けムラができてしまいます。ロングは2~4滴程度を手に取り、髪の毛先から内側に向かって揉み込むように染ませます。

毛先は髪の毛が乾燥しやすくダメージを受けやすくパサつくため、足りない場合は1~2滴程度さらに重ね付し最後に前髪や外側に薄く付けます。根元に付けると髪がペタッと潰れてしまいます。

エアコンや外の空気が乾燥する季節は髪の毛も乾燥しやすいため、その都度ヘアオイルを付けると髪が潤います。

③:パーマヘアの場合

パーマヘアは薬剤を浸透させているため、キューティクルがはがれやすくなっています。通常の髪よりもダメージを受けやすく、1度キューティクルがはがれると補修できません。ですので、よりこまめなヘアオイルでの補修がおすすめです。

タオルドライ後に、根元以外を中心にヘアオイルを馴染ませます。ドライヤーを使う前に付けると、パサつきのないキレイなウェーブに仕上がります。

④:濡れ髪にしたい場合

タオルドライをしてクシで髪をとかします。根元や地肌には付けないように気を付け、髪の内側や毛先に馴染ませます。

ドライヤーで乾かしてクシで髪をとかします。髪に自然なツヤができしっとり潤います。熱から髪を守ってくれるため、傷みや乾燥が気になる方はおすすめです。

⑤:くせ毛の場合

くせ毛は頭皮から出た時点で、キューティクルが曲がっています。曲がっているとキューティクルが傷つきツヤが出にくいためパサつきやすいです。

まっすぐな髪よりも栄養が運ばれにくく、キューティクルが曲がり傷ついた部分から水分や栄養が流れ出て乾燥します。くせ毛はツヤが出にくい毛質のため、こまめにヘアオイルを塗布し髪を保護します。お風呂上りや翌朝のスタイリングにヘアオイルを使用しましょう。

⑥:ヘアセットで使う場合

ヘアオイルとワックスを混ぜると、今流行りのセミウェットヘアが作れます。ワックスに少量のヘアオイルを混ぜて、乾いた髪に毛先を中心に揉み込むようにセットします。

濡れたような質感を出しツヤっぽく束感が出て、シンプルなヘアスタイルでもお洒落な髪形になります。根元に付けるとトップの自然なボリュームが無くなるので頭皮に付けすぎないように注意です。

ヘアオイルを使うときの注意点

植物性のヘアオイルは髪や頭皮にも優しく安心して使用できますが、使用にあたり気を付けたい点を紹介します。

➀:パッチテスト

ヘアオイルは髪に付けますが、首や顔に触れてかゆみやニキビができたなんて方も多いのではないでしょうか?ヘアオイルにはシリコンや香料、防腐剤が配合されている商品も多くこれが原因で肌荒れを起こします。敏感肌の方は、オイル選びも気を付けたいですよね。

1) オーガニック成分のヘアオイルを選ぶ
2) 植物由来100%配合のヘアオイルを選ぶ

化学物質が少なくスキンケアとしても使用できる、肌に優しい成分のヘアオイルを選ぶと肌がデリケートな方でも安心して使用できます。敏感肌であれば使用前に腕の内側にオイルを適量付け、かゆみや赤味がないかの反応をチェックしておけば安心して使用できます。

➁:保存方法

オイルは空気に触れると酸化してしまいます。開封後はキャップをしっかり閉めて常温保存で問題ありませんが、直射日光を避けて冷暗所での保存が適しています。脱衣所や風呂場は湿気がこもりやすく雑菌やカビが繁殖しやすいため、別のところでの保管が安心です。

オイルが酸化してくると嫌な臭いに変わってくるため、開封後は長くても1年程度で使いきるようにしましょう。

おすすめのヘアオイルについて詳しく知りたい方はこちら!

ヘアオイルの使い方をマスターしたら、お気に入りのヘアオイルを見つけてくださいね。

プレゼントにも!市販ヘアオイルのおすすめランキングTOP7【くせ毛・ダメージヘアも改善】

まとめ

髪形に合わせて使えるヘアオイルの説明をさせていただきました。

使う手順と適量を守ることで、ヘアオイルはツヤのあるキレイな髪に仕上げてくれます。外的刺激からも守ってくれる万能なスタイリング剤ですね。

キューティクルを保護してくれるため、毎日しっかりケアすることが髪を美しく保てるコツです。乾燥に負けないツヤのある髪を手に入れましょう。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。