めまい・吐き気を伴う低血圧の原因と対策方法!応急処置から病院の治療薬まで

ヘルスケア

めまいや吐き気などの症状を特徴とする「低血圧」が原因で日常生活に制限を抱えている方も多いのではないでしょうか。今や、若い女性の5人に1人は低血圧であるともされています。辛いその症状、何とかして改善したいですよね?ただ、低血圧の症状や原因は多く存在することから、あなたが思っている以上に深刻かもしれません。医療のプロである筆者が低血圧の原因と病院などで行われる緊急処置を含む治療法、対策方法をお伝えします。

めまいがして体がふわふわ…。低血圧の原因とは?

低血圧の原因を追究する際「血圧、血液の流れ、血管の圧」の3つがポイントとなります。専門的なことばや難しいことばは、分かりやすい解説をいれて簡単に説明しますので、低血圧の症状にお悩みの方は最後までご覧ください。

私たちは心臓の拍動によって血液を全身に運ぶことで生命を保っています。1分間で「どの程度全身に血液を送っているのか」ということを医療用語で「心拍出量」といいます。血液を運ぶ量(心拍出量)が少なければ低血圧となってしまうのです。

血管の圧のことを「血管抵抗」ということばであらわします。特に手の指先や足の指先などの身体の先端部分には血液が流れにくく、低血圧の症状が出る方の多くは「血管抵抗」が低い状態、つまり血液が流れにくくなっています。

血液の流れに関しては最も馴染み深いとは思いますが、生活習慣が乱れることなどにより血液が「ドロドロ」となると高血圧になりますよね?対して低血圧の方の血液は粘り気が極端に少なく「サラサラ」な状態です。つまり「血液が送られていない」、「血液が流れにくくなっている」、「粘り気が少ない」という3つが低血圧を引き起こしてしまう原因です。

めまいだけじゃない!症状で分かる低血圧

低血圧の代表的な症状に「めまい」がありますが、症状はこれだけではありません。生命を保つうえで必要不可欠な「血液」の状態になんらかの異常をきたすわけですから「どのような症状が起こってもおかしくない」という捉え方をしてください。低血圧の際に起こり得る症状について述べますが、実際に該当しているという方は受診することを強くおすすめします。

「疲労」と捉え違いをされやすいのですが、低血圧は生命に関係する非常に危険な症状であるため決して軽視しないでください。

症状①:吐き気を伴う低血圧

低血圧の症状の1つに「吐き気」があります。吐き気のみが単独で起こる場合もあれば頭痛やめまいと並行して起こることもあります。注意したいのは「食べすぎや飲みすぎ」によって起こる吐き気とは全く異なるということです。

これらは、胃腸系の問題で起こる吐き気ですが、低血圧が起こった際に感じる吐き気は「脳からの重大なサイン」であることを忘れてはなりません。吐き気は「前庭器官」とよばれる平衡感覚を保つために機能している耳の中の器官が刺激されることで起こります。

吐き気や頭痛は低血圧の際のみに起こる症状ではないですが「低血圧でお悩みの方」が激しい頭痛やめまい、吐き気を感じた際は「重大なサイン」であると捉え、受診をしてください。

症状➁:立ちくらみを伴う低血圧

立ちくらみを感じた際に最も疑うべきは「起立性低血圧」です。起立性低血圧は、脳が心臓よりも高い位置にある全ての場合に起こり得ます。低血圧の方が座っている状態から急に立ち上がろうとした際や寝ている状態から起き上がろうとした際などに頻発する症状です。

血液の流れが悪くなっている可能性や血液が十分につくられていない可能性が考えられます。起立性低血圧との診断を受けている方は、生活習慣の見直しや圧の強い靴下(弾性ソックス)を履くなどして対策をしなくてはなりません。

症状③:呼吸不全、動悸を伴う低血圧

呼吸不全や強い動機は、低血圧の症状の中で最も重いといっても過言ではないです。これらは、血液の流れが急激に悪くなり、血圧が低下した際に起こりやすい症状の1つ。通常、心臓が拍動して全身に血液を運びますが、低血圧により「圧」が弱くなると十分に血液を送り出すことができなくなります。

どのタイミングで起こるという予測がつかないのも「低血圧」の怖いところです。強い動機や息切れ、呼吸がしにくいなどの症状を感じたら受診してください。

症状④:耳のつまりを伴う低血圧

耳のつまりとは「ボワーッ」とするような症状のことです。一時的に意識が遠のくような感覚というのが最も近いでしょうか。中には、このように感じた経験のある方もいらっしゃるでしょう。さきほど述べた「前庭器官」や血液の流れが関係しています。

心臓から送れてくる脳への血液量が不足すると正常の活動ができなくなり、耳のつまりを起こすのです。この症状も単独で起こる場合もあれば頭痛やめまいと併発することもあるので注意が必要です。程度によっては「意識消失」することもあるので、覚えておいてください。

低血圧によるめまいの対策方法

めまいの原因について述べました。低血圧を重く受け止めたという方が多いのではないでしょうか。症状を見逃さないためにも低血圧の原因を知り「放っておいてはいけないもの」として再確認することは非常に重要なことです。しかし、最も重要なことは「どのようにして対策をするのか」ということ!

ここでは、応急処置や病院での対応、低血圧を未然に防ぐための対策について述べます。低血圧の症状に悩んでいる方は、しっかり読んでいただきたいのですが、特に「未然の予防策」についてはお見逃しのないようにしてください。辛い症状で悩むことをなくすためにも予防をすることが1番大切です。

めまいの対策方法①:【応急処置編】

女性の5人に1人が抱えている低血圧。もはや他人ごとではありません。めまいが起きた際の対処方法を正しく理解し、あなた自身の身の安全、そして低血圧の症状を起こしている方を見た際に行うべき応急処置の2点を述べます。まず、あなたがめまいを起こした際にできることを以下に述べます。

・とにかく安静にする(横になる)
・目を閉じて気持ちを落ち着かせる
・可能であれば、足を高くして血液を脳に送ってあげる

急なめまいがした際に、あなた自身ができることは安静にすることです。血液が脳に送られていないことが「めまい」の原因となるため、可能であれば横になりましょう。急なめまいで動揺している時に「落ち着く」というのも難しいのですが、さらにめまいを強くしないためにも目を閉じ安静にすることが1番です。

周囲に人がいれば、足をあげてもらう、余力があれば自分で足を高くあげ脳へ血液を送ってあげましょう。少し休んで状態が改善すれば良いのですが、救急車を呼んでもらうのも1つの手です。同じ状況が起こらないよう、病院で薬をもらうなどして対応したいですね。

次に、あなたが「めまい」の症状を起こした方に遭遇した際の応急処置についてです。

・その方の状態を確認(意識はあるか、呼びかけに応答できるか)→できなければすぐに救急車を
・安静にするよう声をかける(横になってもらう)
・足をあげる(血液を脳に送る目的)

あなたが「めまい」を起こした方に遭遇した際は落ち着いて上記の行動をしてください。遭遇した側も気持ちが動揺し、声をかけすぎることがありますが、あまり多くの情報を与えないようにしてください。最も必要な処置は安静にすることです。

めまいの対策方法②:【病院の治療編】

めまいの症状を抱えている方に処方されるのは「薬物療法」が一般的です。処方されることのある薬について簡単に述べます。

・抗めまい薬(メリスロン)
・血流を良くする薬(アデホスコーワ)
・吐き気止め(ナウゼリン)

症状によって処方される薬も異なるため一概には言えませんが、抗めまい薬や血流を良くする薬を処方されることが多いです。その他、理学療法などの選択をする医師もいらっしゃいます。電気刺激や身体を温めることによって血液の流れを良くするために用いられます。

めまいの対策方法③:【生活習慣編】

生活習慣の改善が最も重要なことです。あなたの食生活や睡眠の質が血液の流れや血圧に関係するだけでなく、乱れていれば、多くの重い病気を引き起こす原因になることもあります。今すぐに改善することのできる気をつけたい生活習慣について述べます。

・食事は栄養バランスを意識する
・睡眠は「質」を重視する
・過度なストレスをため込まない
・適度な運動を取り入れる

上記4つを改善することは、低血圧の予防となるだけでなく、生活習慣病を防ぐために必要不可欠なことです。食事では、栄養バランスが偏らないよう、特に不足しがちなビタミンやミネラルをサプリメントで補うことや、摂りすぎている可能性の高い塩分を控えるだけでも十分な予防となります。

睡眠は、時間を意識するよりも「質」にこだわりましょう。睡眠時に身体の疲れやホルモンの調整を行っています。睡眠の質が低下すれば免疫力が下がり、病気を引き起こす原因となってしまいます。過度なストレスは、身体にとって大敵となります。低血圧の症状を抱えている方にとって血液の流れを悪くすることは症状を悪化させる原因になりますので、発散できる方法を取り入れてください。

運動は、全ての病気を予防する上で大変重要ですが低血圧を抱えている方にとっての運動は「非常に怖いこと」ではないでしょうか?運動中に「めまい」や「立ちくらみ」が起きたらと思うと恐怖ですよね。筆者がお伝えしている運動とはランニングやスポーツなどのハードな運動ではなく、血液の流れを良くする効果の期待できる簡単な運動のことです。

例えば、入浴中に「足を動かす」ことや入浴後に「血流が良くなる運動」ことを指します。運動中は軽い負荷であったとしても全身に血液が巡りやすくなりますので、ぜひ取り入れてみてください。参考までに、簡単にできる運動の動画を掲載しておきます。辛い症状を緩和することが期待できるものですので参考にしてください。

寝た状態で行うことができますので急な「めまい」や「気分が悪くなる」という心配もありません。

 

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多くの方が効果を実感しているサプリメントであり、継続して購入されている方も多数いらっしゃいます。

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まとめ

低血圧の原因と対策方法について述べました。筆者の主張をまとめます。

・低血圧の主な原因は「血液の流れが悪くなる」ことと「十分な血液が送り出されない」こと
・低血圧の症状は「めまい」だけでなく「呼吸不全や動悸」などを引き起こす可能性もあるため、早期受診をしよう
・低血圧を予防、改善するために生活習慣の見直しや簡単な運動を取り入れる
・「朝起きるのが辛い」と感じる方は「キリツテイン」というサプリメントを試してみると良い

上記を踏まえて、低血圧の症状の怖さを理解し、正しい対策方法を実践しましょう。

参考文献:Medical Note;佐藤敦久;「低血圧症とは」

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