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そのニキビは乾燥が原因!?本当に保湿できるスキンケア方法と意外な落とし穴

SkinCare

大人になってからのニキビは乾燥が大きな原因です。普段きちんとスキンケアをしていても、それは本当に肌が望んでいるお手入れ方法ではないのかもしれません。

なぜ、乾燥するとニキビができてしまうのでしょうか?いつものスキンケアが肌を傷めているって本当?どんな化粧品ならいいの?

この記事では、乾燥ニキビで悩んでいる人が知りたい正しいスキンケア方法を解説していきます。

なぜ乾燥するとニキビができるの?

思春期のころは過剰な皮脂が大きなニキビの原因でした。ところが大人になってからのニキビの原因はとても複雑。ストレスや睡眠不足、不規則な食生活やホルモンバランスの乱れなど、社会人にありがちな環境が肌にとってよくないのです。

これらは 肌を守るバリア機能を低下させるので、そこから乾燥肌になってしまいます。そして乾燥した肌にはニキビが発生しやすくなり、多くの大人がニキビに悩まされることになってしまうのです。

なぜ乾燥するとニキビになってしまうのか、その理由を詳しく解説していきます。

原因①:ターンオーバーの乱れ

私たちの肌では、日々新しい肌細胞が生まれています。そして古くなった肌細胞は「」となって剥がれ落ちていきます。

これを「ターンオーバー」といいますが、 新しい肌細胞が垢となって剥がれ落ちるまでは、一般的には約4週間といわれます。

ところがこの4週間のターンオーバーのサイクルは、環境によって大きく変動します。たとえば加齢ですが、 年齢が高くなるほどターンオーバーのサイクルは遅くなっていきます。高齢になるとそのサイクルは8週間とも10週間ともいわれます。

また、肌が乾燥した水分不足の状態でも、スムーズなターンオーバーは難しくなります。乾燥が進むと肌の表面にある角質層がどんどん厚くなって、さらに乾燥を悪化させてしまうことに……!

原因②:毛穴の詰まり

肌が乾燥することによって、古くなった角質が毛穴をふさいでしまうことがあります。

毛穴の奥には皮脂線があって、ここから肌を乾燥から守るための皮脂が分泌されています。思春期の頃に皮脂でテカったりべたついたりすることがありますが、それはこの毛穴の奥から分泌される皮脂が過剰になっているためです。

大人になると皮脂の分泌量は落ち着いてきますが、毛穴の表面が詰まっていると、皮脂の出口がふさがれてしまいます。 これはニキビをまねくアクネ菌を増殖させる原因となります。

また、大人になっても皮脂の分泌量が多い人は、乾燥から肌を守るために、皮脂を活発に分泌していると考えられます。 皮脂の分泌量が多すぎると排出が間に合わないので、結果として乾燥が毛穴の詰まりをまねくことになります。

原因③:アクネ菌の増殖

アクネ菌といえばニキビの原因菌として有名ですが、実はアクネ菌はニキビがない肌にもいる常在菌のひとつです。

適度にうるおったすこやかな肌ではアクネ菌が過度に増殖することもないのですが、 乾燥した肌はアクネ菌を増殖させやすいので要注意です。

乾燥肌で肌がゴワゴワザラザラする、という経験はありませんか?これは古くなった角質がいつまでも肌に付着しているため、角質層が厚くなってしまっているからです。すると毛穴の上に古い角質が積もって、毛穴の出口をふさいでしまいます。

アクネ菌は毛穴の中にもいますが、 出口をふさがれてしまったのでそのまま中にとどまり、洗顔をしても洗い流すことはできません。

しかも毛穴の中は、温かいのでアクネ菌にとってはとても居心地の良い状態。さらに皮脂という餌があるので、どんどん増殖してニキビを誘発してしまうのです。

原因④:バリア機能の低下

私たちの肌には、肌を乾燥や空気中の刺激から守るバリア機能があります。ところが水分と油分のバランスが崩れると、このバリア機能はかんたんに低下してしまいます。

そもそも、 肌表面のうるおいを保っているのは、わずか0.02mmというとても薄い角質層。このサランラップのように薄い角質層が肌の水分を守っているので、ストレスや睡眠不足で体調が崩れたり、エアコンや大気などの乾燥した空気の中にいたりすると、うるおいを保つことが難しくなってしまうのです。

乾燥→バリア機能の低下→乾燥と、さらに乾燥が加速するので、乾燥からニキビができやすくなってしまうという悪循環に陥ることに。このようにバリア機能の低下もまた、ニキビをまねく原因のひとつとなっています。

自分で乾燥をまねいていることも……!ニキビを遠ざける正しいスキンケア

乾燥とニキビは密接なかかわりがあります。ニキビを防ぐには、本当に保湿できるスキンケアをしましょう。

洗顔はあくまでやさしくぬるま湯で

洗顔は汗や皮脂、汚れなどを洗い流す大切なスキンケアです。肌の乾燥やニキビが気になっていても、清潔を保つために朝晩の洗顔を忘れないようにしましょう。

ただ、 洗顔はあくまで刺激を与えないようにやさしく洗うことが鉄則です。汚れをしっかり落とそうとゴシゴシこすってしまったり、熱いお湯で洗ったりするのは乾燥を悪化させるおそれがあるため、おすすめできません。

正しい洗顔は32~34度のぬるま湯で行います。真夏の暑い季節の冷水は肌にとって刺激が強く、 体温より高いお湯は肌に必要なうるおいまでも落としてしまうので注意しましょう。

また、洗うときにはたっぷりと泡立てて、泡を手のひらと肌の間にはさんで転がすように洗います。手のひらで直接ゴシゴシしてしまうと皮脂を落としすぎてしまうので、力を入れすぎないようにしてください。

洗顔後はすぐに保湿!

洗顔後の肌は水分が不足している状態です。洗顔前よりさらに乾燥しているので、髪を乾かしてからゆっくりスキンケアをしよう、というのは好ましくありません。

洗い終わったら、タオルをそっとあてて水分を軽くふき取り、なるべく早く保湿ケアをしましょう。

クリームや乳液も使って保湿

ニキビや皮脂のべたつきが気になるからスキンケアは化粧水だけ、という人がたまにいますが、ニキビや乾燥が気になる時こそ、クリームや乳液を使いたいものです。

化粧水は角質層に水分を与えるのが役目です。ただ、化粧水をつけただけではすぐに蒸発してしまうので、水分を逃がさないためにクリームや乳液を使ったほうがいいのです。

乾燥肌のスキンケアに摩擦は厳禁

化粧水や乳液をつける時には、手のひらでつける方法とコットンを使ってつける方法があります。

コットンには化粧品を均一に肌につけられるメリットがありますが、乾燥やニキビで悩んでいる人にはおすすめできません。

なぜなら、コットンの繊維が肌にとっては刺激になってしまうからです。 スキンケアは摩擦を避けて、手のひらでなじませるように行いましょう。

紫外線カットが乾燥予防になる

意外かもしれませんが、紫外線は肌の乾燥をまねくものです。 紫外線を浴びていると、その紫外線から肌を守るために角質を厚くしてしまうためです。

さらにその厚い角質の下では、バリア機能が低下した肌が水分不足に陥ることにも……!日焼け止めを塗るのはひと手間かかるものですが、乾燥やニキビから守るためにも、ぜひ毎日忘れないようにしてください。

乾燥ニキビが気になるときの化粧品の選び方

乾燥した肌はとても敏感。保湿に目を向けると同時に、肌に刺激を与えないことも重視しましょう。

①:オイルフリー

ニキビができやすい人は皮脂が過剰に分泌されていることが多いので、油分を避けたほうがよいといわれます。

また、油分はアクネ菌の餌となるものなので、ニキビができやすい人が肌に油分をつけてしまうと、さらにニキビを悪化させてしまう可能性があります。

化粧品によっては油分を配合していない「オイルフリー」ものもあるので、油分が気になる人はこちらをチェックするといいでしょう。

②:ノンコメドジェニックテスト済み

「コメド」とは毛穴に詰まった皮脂の塊である「角栓」のことです。そして「ノンコメドジェニックテスト」とは、ニキビのもとである角栓ができにくいことを確認するテスト。

「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載されている化粧品はアクネ菌の栄養になりにくい成分などを使っているので、ニキビで悩んでいる人におすすめです。

③:低刺激

乾燥肌やニキビ肌は刺激に弱い傾向があります。肌トラブルがない時には問題なく使えていた化粧品でも、ニキビがある時や乾燥が気になる季節には使えないという話もよく聞きます。

とくに香料やアルコール、着色料、防腐剤などは人によっては刺激になってしまうことがあります。乾燥やニキビが気になる人は、なるべく低刺激なものを選ぶといいでしょう。

乾燥を防いでニキビ予防をしよう!おすすめ化粧品

こちらでは、乾燥からニキビができてしまう人におすすめの化粧品を紹介していきます。今の化粧品で満足できていない人は試してみませんか?

薬用スキンコンディショナー エッセンシャル  3,500円(税抜き)

「スキコン」と呼ばれて親しまれているこちらは、アルビオンの名品のひとつ。乾燥しがちな肌にうるおいを与え、季節のかわり目などでゆらぎやすい肌にもみずみずしさを与えて整えてくれます。

医薬部外品であり、敏感肌でも使えることから、ニキビで悩んでいる人にも好評です。

ブランド アルビオン(→公式サイト
主な成分 グリチルリチン酸ジカリウム
内容量 110ml
使用感 さっぱり
肌への優しさ 昔から美容に使われてきたハトムギエキスを配合

私史上1番良い化粧水。サンプルで試した後購入しました。赤みやニキビなどトラブルに効くと思います。使い始めてから赤みがひいてニキビも出来にくくなった気が…!匂いは独特ですが、私は気になりません。(アットコスメ

もう20年以上愛用。肌の調子が悪い時はコットンに浸してパックしてます。ニキビの炎症も収まり重宝してます。年齢問わず使えるアイテムだと思います。(アットコスメ

アクネケア ローション MB  3,740円(税込み)

敏感肌ケアで知られるdプログラムから、2020年8月にリニューアルした、ニキビ肌のための化粧水です。

低刺激設計でありながらも肌本来の力を引き出すことが目的となっており、角層のすみずみまで潤してすべすべ美肌に導きます。

ブランド dプログラム(→公式サイト
主な成分 トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム
内容量 125ml
使用感 しっとりすべすべ
肌への優しさ パラベン(防腐剤)、アルコール(エチルアルコール)、香料、着色料無添加、弱酸性

あっさりとしたテクスチャーで、使いやすいです。べとつかないのですが、水みたいな蒸発される感じでないので、ちょうどいいです。(アットコスメ

マスクで肌荒れに悩まされ、酷いニキビが出来てしまい、通常の化粧水では染みてしまったのでこちらに変えました。酷いニキビにも染みずに使いやすく、重たくなく、今の暑くてジメジメした季節でもベタつかず、使いやすそうです。(アットコスメ

ノブ AC フェイスローション  2,420円(税込み)

ノブは敏感肌のスキンケア化粧品としても知られていますが、こちらのニキビ肌用ローションには、感光素201号という抗菌成分が配合されています。

この有効成分は抗ニキビ剤としての作用がある成分で、刺激になりにくいという特長があります。またオイルフリーなところもおすすめポイントです。

ブランド ノエビア(→公式サイト
主な成分 感光素201号、アラントイン、塩酸ピリドキシン
内容量 120ml
使用感 さっぱり
肌への優しさ 無香料・無着色・低刺激性

使用感はさっぱりしているのに、ぐんぐん肌に浸透していくのが気持ちいいです。べたつかないので、使用した後にすぐメイクを始められて便利です。1ヶ月使用しておりますが、ニキビが全くできなくなりました。ニキビに悩んでいる方に是非オススメしたい商品です。(アットコスメ

ニキビが治る訳ではありませんが新しいニキビ予防に使ってます。保湿力も高く、毛穴も引き締まるのでかなりお気に入りです。価格に見合った効果なのでしばらくは使い続けると思います。(アットコスメ

編集部オススメ化粧品!!

メルライン  1,980円(税抜き)

大人ニキビのケアを考えて作られた薬用オールインワンジェル。

独自抽出のプラセンタエキス“ビオカタライザープラセンタ”が肌のコンディションを整えるとともに、厳選した10種の高濃度保湿成分が肌をしっとりなめらかに。

大人ニキビ最終手段。繊細なあなたの肌に・透明感あふれる素肌に。

ブランド Real Beauty Care(→公式サイト
主な成分 グリチルリチン酸2K、水溶性プラセンタエキス
内容量 55g
使用感 しっとり
肌への優しさ 香料、着色料、タール系着色料、紫外線吸収剤、パラベン、鉱物油

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まとめ:正しい保湿で乾燥ニキビをシャットアウト!

乾燥によるニキビは正しい保湿ケアがもっとも重要です。日ごろから保湿しているつもりでも、実は保湿できていないこともあります。また、スキンケア方法によってはかえって肌を傷めてしまう可能性もあります。

  • 洗顔のお湯の温度
  • 洗顔後の保湿
  • クリーム・乳液
  • 摩擦
  • 紫外線

これらは乾燥を改善するためにとても重要なキーワード。今までのスキンケアを見直して、ぜひニキビのないたまご肌をめざしてください。

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