第1回:「アジア美研究コラム」3CE #SMOOTHERメイク法(前編)

アイメイク

こんにちは、紗です✿
今回から、こちら新規気鋭の美容メディアMuKu様にて「アジア美研究コラム」を連載させて頂くことになりました!

内容は、主にアジアのメイクやコスメをご紹介すると共に、 アジアらしい美を追求することをテーマに考えています。主に韓国・中国・台湾コスメ、さらには他アジアコスメも開拓していきたい…!

はじめに

私は、以前から日本で一般的に共有されている偏った美的感覚に疑問を感じていました。

二重まぶたへの崇拝

えば、”二重まぶた”。美容の記事や雑誌でもよく「一重まぶたでもかわいい」「奥二重さんでもデカ目に」など、二重まぶたへの崇拝が当然のようにされています。

まぶたに線が無いのは、不利なのか?目は大きくなければ美しくないのか?一体、誰が決めたのでしょう。このような環境では、幼少期から一重まぶたをコンプレックスとして洗脳されてしまうのもおかしくありません。

ハーフという信仰

他にも”ハーフ”という単語。雑誌やテレビなどのメディアで頻繁に使用されています。大抵の場合それは主に白人(コーカソイド)との混血を指しており、 容姿に白人らしい要素が混じっているほど美しいと讃えられている風潮があります。

ハーフモデル、ハーフメイク、ハーフカラコン…。”ハーフ”という単語そのもの、そしてそういった美における白人信仰に疑問を感じています。

私自身は台湾との混血で、子どもの頃は「 どことどこのハーフなの?…あ、アジアかあ。」といった反応をされるのも日常茶飯事。幼いながら、(白人との混血じゃないと”ハーフ”には含まれないんだな)(アジア混血だと皆の反応は微妙だ)と思うようになり、歪んだコンプレックスすら抱えていた時期もありました。

男ウケという目線

そして“男ウケ”。雑誌やweb記事でかなり高い頻度で目にする単語です。ファッションもメイクも異性や誰かに選ばれるためではなく自分のために楽しんでいるのに、そういった目線を押し付けてくるのは窮屈です。

中韓のエンタメ文化との出会い

そんな葛藤を抱えていた10代の頃、韓国や中国のエンタメ文化に出会い、大きく影響を受けました。アイドルやスター達が、 アジア人らしい容姿を堂々と生かしてメイクやファッションを表現している姿に衝撃を覚えたのです。当時、日本のエンタメやメディアでは見かけなかったスタイルにときめきと希望を感じました。

URL

(もう解散してしまいましたが、特に大好きな2NE1です)

目は細くても良い。「一重まぶた美」というジャンルが存在する。髪を”外国人風”に明るく染めたり巻いたりしなくても、黒髪や直毛のままで綺麗。異性ウケなんて完全に意識もしていないような、強い格好をした女性アイドル達。そういった美的価値観に触れたとき、数々の呪いから開放され、 アジア人らしい特徴を持つ自分の容姿に自信と誇りを持てるようになりました。

もちろん大前提として、美に関心を持つ/持たないも個人の自由であって、強制されるものではありません。“美しくなければいけない”というルッキズムもただの抑圧であり、呪いです。美は、生活や人生を豊かにする数あるツールのうちのひとつとして、前向きな存在であるべきです。

そんな美に関心を持ったとき、それが多様なものであればあるほど、より多くの人が楽しめるのではないのでしょうか。

中国・上海に留学した際も、中国・韓国・欧米の方々はもちろん、アフリカ・中央アジア・ロシア・モンゴルなどあらゆる人種・民族の人々との触れ合いを通じて、それぞれの文化圏に固有の美しさ・美的感覚があることを知りました。

世界には、国・民族の数だけ美が存在します。
そして、まだまだ美的感覚に偏りのある日本でも多様な美の価値観が普及してほしいと願っています。私は自分の生い立ちや経験からアジア特有の美に関心があり、それをMuKuを通じてシェアしていきたいです。

MuKuのコンセプトは、”飾らない・媚びない美容メディア”。一緒に、自分本来の美しさを活かし、自由でストレス無く、好きな時に”美”を楽しみましょう!

3CE #SMOOTHER

今回は韓国コスメ3CEの有名アイシャドウパレット、
MOOD RECIPE MULTI EYE COLOR PALETTEシリーズのSMOOTHERを用いたメイク法をご紹介します!

3CEでは様々な種類のアイシャドウパレットが展開されていますよね。

その中でも「MOOD RECIPE」シリーズはその名の通り、 目元のムード・雰囲気を絶妙にアップデートさせてくれるアイテムとしてアジア各国で大人気。

「MOOD RECIPE」シリーズは3種類展開で、SMOOTHERの他にはOVERTAKE・PLOT TWISTがあります。

公式WEBより

OVERTAKE・PLOT TWISTマットとラメがどちらも入ったもの。

そして今回ご紹介するこちらのSMOOTHERは全てマットなんです。
肌なじみの良いカラーばかりが詰まっており、 メが1つも無いところにこだわりを感じます。

こちらは韓国のみならず中国おしゃれっ子の間でも定番アイテムで 「ミルクティー感」が出せるパレットとして大人気!

私も購入してからはもっぱら愛用していて、「とりあえずオシャレな目にしたい時はSMOOTHER塗っとこ」という感じのテンションで使っています。それでは、さっそく紹介していきます。

見た目

ゴムのような素材の外装でマットな質感、シンプルなデザイン。

とっても軽くコンパクトなので、持ち運びも余裕です。

※3CEのアイシャドウパレットは通販ネットサイトや韓国の激安コスメショップなどでフェイク品が流通しています。偽物版だとケースが全てプラスチックだったり造りが粗雑だったりするので、偽物には要注意です!!

色&テクスチャ

実物にできるだけ色味が近くなるように撮った写真がこちら。

イエロー・オレンジ・ピンク・赤、 それぞれのカラー寄りのベージュとブラウンが揃っています。ノーズシャドウ眉にも使えるカラーもあり、まさにマルチなパレット。万能色ばかり揃っているので何通りもアイメイクができちゃいます。

スウォッチはこちら!

肌に乗せると、見た目よりも 彩度が高くなります。
私はアイシャドウを乗せると色がくすみがちなタイプだったので、ひと塗りで見たまま発色するのは高ポイント。

質感は マットで、サラサラしていてとても軽いです。

色味が絶妙なのはもちろん、このアイシャドウは特に色の乗り方が抜群にオシャレ!ひと塗りで クレヨンのようにふんわりと肌に馴染み、一気に目元の雰囲気が柔らかくなります。マットは似合わないという方も、老けて見えるんじゃないかと心配している方も、ぜひ試してほしい質感。

メイク法

9色も万能色が揃っているので無限に何通りもメイクができますが、今回は

  • 日常シンプルメイク
  • ピンクブラウン柔らかメイク
  • ふんわりオレンジブラウンメイク
  • 囲み目モードブラウンメイク

の4パターンをご紹介します!

日常シンプルメイク

使用するカラーはこちらの3色

優しい ブラウンカラーを中心に塗ります。

1を上下まぶた全体に塗る。
2をまぶたから5ミリくらいの幅に塗る。
(二重まぶたの方は二重の幅くらい)
2を目の下、画像の位置の通りに塗ります。
3を目の上下、画像の位置の通りにアイラインのように塗ります。

✿ポイント✿
一番最後のステップでは、目尻は上げずに地面と平行に塗ります。

全体的に 平行四辺形のような形に

アイラインは引かずビューラーをしてマスカラを軽く塗り、両目だとこのようになります。

少し赤みがかったブラウンで、柔らかく見えますね!自然な雰囲気で、 日常にちょうどいいスタイル。チークとリップもどんなものでも似合います。

ピンクブラウン柔らかメイク

使用するカラーはこちらの3色。

ピンクが強めのベージュとブラウンを中心に塗ります。

1を上下まぶた全体に塗る。
2を上下まぶたから5ミリくらいの幅に塗る。
(二重まぶたの方は二重幅、下まぶたは涙袋の幅)
3を目の縁にそってアイラインを引くように。目尻を少し上げ気味で塗る。

・さきほどの3と同じカラー(4)を画像のように、黒目の上&上まぶたの中心がふくらむようにぼかしながら塗ります。

こう塗ることで目が全体的に丸く見え、色味と合わさってより柔らかい印象に。ふんわりとした印象を残したいので、 マスカラとアイラインは引かずにビューラーで軽くまつげを上げて完成。

両目だとこのようになります。

眉はアッシュ系の眉マスカラで立ち上げるように塗り、目元の印象に合わせました。

全体像はこんな感じです。

春っぽくてこれからの季節にもできそうなメイクですよね!

使用したチーク

使用したチークはETUDE HOUSEラブリークッキーブラッシャー、
PK004 Peach Choux Wafers。

ローズがかった青みピンクが顔全体に柔らかさを足してくれます。

使用したリップ

リップはCLIOMAD VELVET TINT 09番PINK ALE。

マットでクリーミーなピンクベージュ。

Qoo10より

MAD VELVET TINTの広告の中でもクリスタルちゃんがメインで着けていたカラー。合わせやすく、愛用しています。

チークとリップで質感と色味を合わせ、全体的に統一感を出しました。

まとめ

以上が、
・日常シンプルメイク
・ピンクブラウン柔らかメイク

のご紹介でした。

・ふんわりオレンジブラウンメイク
・囲み目モードブラウンメイク

については、後編でご紹介いたします!

(後編は→こちら)

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