見直そう!マスカラの正しい塗り方とコツ【一重さんから初心者さんまで】

まつ毛ケア

マスカラ、自己流で塗ってませんか?

見た目の印象を大きく変えるマスカラ。すっと長く伸びたまつ毛に憧れている人はきっと多いはず。クルンとカールしたまつ毛もキレイですよね。

ところが、タレントや雑誌を真似してみても、思ったようにメイクできなかった、という人はけっこう多いものです。

その原因は塗り方にあります!あなたもこんな塗り方をしていませんか?

NGな塗り方の例

まず、マスカラのNGな塗り方を7つ紹介します。あなたもこんな塗り方をしていませんか?

NG例1:マスカラ液をたっぷりとつけている

意外に多いのがこのタイプ。ケースから出したマスカラのブラシには、たっぷりと液がついていますが、このまままつ毛に塗ってしまうと、量が多すぎてダマになってしまいます。

NG例2:ビューラーを使っていない

マスカラは、ビューラーを使ったまつ毛に使うのが基本です。下がったままのまつ毛にマスカラを塗っても、美しい目元を表現するのは難しいでしょう。

NG例3:古いマスカラを使っている

マスカラは使うたびに中に空気が入り、固まってダマになりやすくなります。また、マスカラに限りませんが、開封後の化粧品は雑菌が繁殖していきます。肌荒れをまねくこともあるので要注意です。

NG例4:マスカラを塗ってからビューラーを使う

なんとなくマスカラ後のほうがしっかりカールできそうに思えるかもしれませんが、実はこれもNG!

ビューラーの刺激でマスカラがはがれたり、まつ毛が抜けてしまったりと、いいことありません。

NG例5:合わないマスカラを使っている

最近のマスカラはカラーバリエーションがとても豊富。さらにまつ毛を長く見せてくれるものや、ボリュームたっぷりのふさふさまつ毛を作ってくれるものなど、その人それぞれの瞳をより美しく見せてくれるものが揃っています。自分の目元をどう表現したいのかをしっかりと考えて選びましょう。

NG例6:コームを使っていない

マスカラは最初は液体なので、塗った直後は隣り合ったまつ毛がくっつきやすくなります。そのままにしておくと、重くてあか抜けない「いかにも失敗しました」なまつ毛に……!

NG例7:何度も重ね付けしている

濃くて長いまつ毛はあこがれの的。せっかくマスカラを塗るならと、何度も塗り重ねていませんか?重ね付けすればするほど、重く固まったようなまつ毛になってしまいます。

コツを押さえて脱初心者!マスカラの正しい塗り方

NGな塗り方を踏まえて、今度は正しい塗り方を紹介していきます。「いまさら聞けない」と思っている人も、これでマスカラ上級者をめざせますよ!

正しい塗り方①: ビューラーで根元から引き上げる

まつ毛をクルンと上向きにしてくれるビューラーはアイメイクの必須アイテム。下向きのまつ毛のままでは、どんなにマスカラを綺麗につけてもデカ目効果は期待できません。ビューラーは3段階に分けて使っていきます。

最初は根元から。まぶたにビューラーを当てて根元からカールしていきますが、この時、力を入れすぎてしまうとまつ毛が抜けてしまいます。根元をしっかりとビューラーで挟めて、かつ、まつ毛が抜けないポイントを探ってみましょう。

場所が決まったら、そっと力を入れてまつ毛を挟み、次は中間にずらして、最後は毛先を、と、段階を踏んでカールしていくと、ナチュラルな上向きまつ毛ができます。

力を入れすぎてしまうとまつ毛が傷んで切れ毛の原因になります。一気に力を入れるより、優しく力を入れて、数秒そのまま固定するぐらいがちょうどいいでしょう。

正しい塗り方②: マスカラ下地を使う

ビューラーを使って、いきなりマスカラを塗ってしまう人も多いのですが、やはり下地を使った場合と使わない場合とでは、仕上がりに大きな違いが出てきます。

マスカラの仕上がりを美しくするためにも、ぜひマスカラ下地を使いましょう。

下地にはまつ毛を長く見せるロングタイプ、ボリュームアップができるボリュームタイプ、カールのキープに特化したカールタイプなどがあります。

下地選びもマスカラ選びと同様、どんな目元に演出したいのかを考えて選ぶといいでしょう。

また、マスカラ下地は黒の他にも白やダークブルーなどがあります。黒はナチュラルなので失敗が少ない色です。

ダークブルーはマスカラとして使ってもおしゃれな色。白はマスカラの塗り残しがわかりやすいので、まんべんなくマスカラを塗りたい人や初心者さんの練習用にもおすすめできます。

中には下地とトップコート兼用のものや、そのままマスカラとして使えるものなど、種類はさまざま。こだわってみると多くの選択肢があります。

正しい塗り方③: ブラシの余分なマスカラをティッシュオフ

マスカラ液のつけすぎは失敗のもとです。まつ毛につけすぎてダマにならないよう、ケースからブラシを出したら、軽くティッシュでオフしましょう。

また、少なめの液を付けることで、まつ毛同士がくっついてしまう「ひじき」を避けることもできます。

マスカラは速乾性が高いので、いったんつけすぎてダマやひじきになってしまうと、修正が難しいもの。足りないときはあとから付け足すことができるので、欲張りすぎないようにするのがコツです。

正しい塗り方④: ブラシを左右に動かしながら塗る

マスカラは根元から外側に向かってさっとつけてしまう人が多いのですが、これだけではマスカラの効果を最大限に活かすことはできません。

ひと手間加えて、根元につけたら、そのまま1~2秒待つようにしましょう。こうすることで、まつ毛の根元は太く、毛先は細く、より自然ですっと伸びたまつ毛になります。

その後で毛先まで塗っていきます。毛先に向かって伸ばす時は、ただまっすぐに塗るのではなく、左右に動かしながら塗っていくようにします。横に動かしながら塗ることで、まんべんなくまつ毛にマスカラを塗ることができます。

正しい塗り方⑤: 下まつ毛も忘れずに

上まつ毛だけにマスカラを塗るナチュラルな塗り方もアリですが、やはりきちんと感を出すには、下まつ毛も忘れずに塗りたいところです。また、下まつ毛にもマスカラを塗ることで、目を大きく見せることもできますよ。

下まつ毛を塗る時は、上まつ毛と違って、ブラシの先端だけを使って塗ります。上まつ毛のようにブラシを横にして全体を使ってしまうと液が付きすぎてしまうので、ティッシュオフしたブラシの先端で少しずつつけていくようにしましょう。

また、多くの人は上まつ毛を塗ってから下まつ毛に塗っているようですが、上まつ毛を塗った後に下まつ毛を塗ると、上まつ毛が下がって下まつ毛にくっついてしまうことも。

下まぶたに点々と黒くマスカラがついてしまうのも、上まつ毛を先に塗ってしまうことから起こる失敗です。

マスカラを上手に塗れないと悩んでいる人は、下まつ毛を先に塗ってみると、綺麗に仕上がるかもしれません。

正しい塗り方⑥:コームを使って整える

マスカラを塗ればそれでOK!……ではありません。まつ毛メイクは仕上がりにまでしっかりとこだわりたいもの。一生懸命丁寧にマスカラを塗ったつもりでも、まつ毛がそれぞれに違う方向を向いていたり、隣のまつ毛とくっついてしまったりしてしまうのはよくあることです。

こんな時は、最後にまつ毛用のコームで梳いてみましょう。ダマやくっついたまつ毛が解消して、スッキリときれいに伸びたまつ毛になります。

⑦:【おまけ】バリエーション豊かな色選び

マスカラは黒が主流ですが、最近ではカラーバリエーションが豊富です。せっかくいろいろな色があるのですから、マスカラも何本か揃えて、色でもおしゃれを楽しみましょう。

冒険するのが不安な人は、アイシャドウと同じ色で揃えるときれいにまとまります。また、赤やピンクといった派手な色でも、案外すんなりとなじむものです。

参考までに、代表的なマスカラの色のイメージを紹介します。

〇茶色

目元をふんわりとやさしい印象に仕上げます。黒ではマスカラが目立ってしまう、という人は、ブラウン系を試してみましょう。オフィスでも浮きませんし、ほどよい抜け感が可愛らしさを演出してくれます。

〇ネイビー

意外にも顔立ちやファッションをあまり選ばない色です。涼しげな目元を演出し、クールで知的な印象を与えます。

〇パープル

女性らしく、ほんのりとセクシーさも装える色です。デートの時やパーティなどでも活躍してくれます。お目当ての男性にアピールしたいなら、パープルがおすすめです。

〇赤

情熱的でファッショナブルな色。個性的に装いたい時には思い切ってこんな色もいいでしょう。まつ毛全体に塗るのではなく、部分的に塗る方法でも映える色です。

〇グリーン

大人っぽくて落ちついた瞳になれます。比較的目立ちにくく、よく見るとおしゃれ、というおしゃれ上級者にも人気の色。子供っぽく見られてしまう人は試す価値あるかも。

一重さんの場合マスカラのコツ

一重まぶたと二重まぶたの大きな違いは、まぶたの肉の厚みにあります。一重まぶたの人はどうしてもまぶたの肉が厚い分、まつ毛は下を向きがち。まつ毛の根元がまぶたの肉に埋もれてしまうのでマスカラがにじみやすく、しかもまつ毛が短く見えてしまうので寂しい印象になりがちなのです。

そんな一重さんにおすすめなのは、長さとボリューム、どちらも出せるマスカラを使うことです。下地からしっかりと使って、長くふさふさのまつ毛メイクをしましょう。

にじみ予防にはウォータープルーフが便利です。汗や皮脂に強いので、まぶたに密着してもパンダ目になりにくくなります。

カールがどうしても取れてしまう人は、ホットビューラーを使うとまつ毛のカールが長持ちしますよ。

ビューラー無しの場合のマスカラのコツ

ビューラーを使わなくても、マスカラでキレイにメイクすることができます。

ここでは、「ビューラーを持っていない」「ビューラーは使いたくない」という人のために、ビューラーを使わずに綺麗なまつ毛を作る方法をお伝えします。

ビューラーを持っていない

用意するものがひとつだけあります。それは「スプーン」。これならどこの家庭にも必ずありますね。

スプーンを用意したら、ガスコンロなどで2~3秒熱し、ホットビューラーのようにまつ毛にあてていきます。

熱でまつ毛をカールできるので、旅先などでビューラーを忘れてしまった時にも役立つ方法です。

ビューラーは使いたくない

ビューラーを使わなくても、ちょっとだけおしゃれをしたい……という人は、指を使ってまつ毛をカールさせましょう。

やり方は指をまつ毛にあててそのまましばらく待つだけ!たったこれだけでも、まつ毛を上向きにさせることが可能です。時間が経つと戻ってしまうので、好みの角度まで上がったら、すぐにマスカラで固定しましょう。

ナチュラルメイクの場合のマスカラのコツ

マスカラを使いたいけど、バッチリメイクに見えてしまうのはイヤ!という人におすすめなのが、こちらで紹介する方法です。

まず、マスカラはブラウンを選びましょう。黒だと目元がクッキリしすぎてしまいやすいので、どうしてもメイクしました感が出やすいのです。

その点、ブラウンならそれほど自己主張せず、適度にやさしく目元を彩ってくれます。

また、ビューラーを使う時に、根元からいきなりまっすぐに上がってしまうと、まつ毛が不必要に自己主張してしまいます。ビューラーを使う時は、根元をあてたら、次は中間、その次は毛先、と段階を分けて、自然なクルンとしたカールを作るとナチュラルなまつ毛に見えます。

よりナチュラルにすっぴん風に仕上げたい時には、透明のマスカラがあります。色がつかないので、ごく自然にまつ毛のカールをキープすることができますよ。

まとめ

簡単そうで実は知らないマスカラの正しい使い方。あなたも知らず知らずのうちにNGなつけ方をしていませんでしたか?

マスカラは特別な技術は必要としませんが、ちょっとしたコツでぐんときれいにまつ毛メイクを可能にします。

「いまさら聞けない……」と思っていた初心者さんも、ぜひこちらで紹介した方法でぱっちりと綺麗な瞳をめざしてくださいね!

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