【乾燥肌向けクレンジング】おすすめは?NGは?選び方のポイント

乾燥肌の方にとって、クレンジング選びは重要!
洗浄力の高いクレンジング剤は肌に必要な水分や油分まで洗い流してしまい、乾燥を促進させてしまいます。
「保湿重視でしっかりお手入れしているつもりなのに、肌が乾燥している」という方は、クレンジングが合っていない可能性が!
ここでは乾燥肌に合ったクレンジング選びのポイントをご紹介。「今使っているクレンジングは肌に合っている?」「どんなクレンジングが乾燥肌向き?」といったお悩みを解消していきます!
肌質に合ったクレンジング剤でしっとり肌を目指していきましょう。
目次
クレンジングで乾燥が促進?!
クレンジングでメイク汚れをしっかり落とすのは重要なこと。しかし、肌の乾燥が気になる方は汚れ落ちのよさにばかり注目するのはNG!
脱脂力の高いクレンジングオイルは乾燥肌には不向き
クレンジング剤には「ミルク」「クリーム」「ジェル」「オイル」など様々なタイプがありますが、洗浄力が高くメイク落ちがいい代表はオイル。
しかし、オイルはその分脱脂力が高く肌への負担が大きいとも言えます。
「ミネラルオイル」はクレンジングオイルによく使われる成分ですが、脱脂力が高いので乾燥肌の方には不向き。「エチルヘキサン酸セチル」などのエステル油系も、比較的脱脂力が高いと言われています。
それでも「クレンジングはオイル派」という方は、油脂系のクレンジングオイルがおすすめ。「ヒマワリ油」「アーモンド油」などの油脂の成分は皮脂と構造が近いので、必要以上に肌の潤いを奪うことはありません。
油分無配合タイプは肌への負担が大きくなる傾向が
クレンジング剤は大きく分けると、油性成分の力で汚れを浮かして落とす「溶剤型」と、界面活性剤の力で汚れを落とす「界面活性剤型」に分けられます。
溶剤型クレンジング:汚れ落ちのポイントとなるのは油性成分。油は油と混ざりやすい性質を利用。 代表的なクレンジング剤は……オイル、バーム、クリーム、ミルク |
界面活性剤型クレンジング:界面活性剤の力で汚れを落とすので油分は無配合orごく少量。 代表的なクレンジング剤は……(水系)ジェル、リキッド、シート |
油は油と混ざりやすい性質を利用した溶剤型の方が洗浄力は高く、それに比べて界面活性剤型は洗浄力が劣る傾向にあります。クレンジング剤を肌に軽くのせるだけでは汚れが落ちず、どうしても肌を擦ってしまいがちに。
オイルフリーは一見肌に優しそうなイメージがありますが、洗浄力は低め。使い方に注意が必要ということをお忘れなく!
肌への刺激が続くと、肌のバリア機能や保湿機能が十分に発揮されなくなる恐れがあります。
時間をかけたクレンジングは乾燥を招く元!
「洗浄力高めのオイルタイプも、オイルフリーのクレンジング剤も使っていない」という方でも、クレンジングの仕方によっては乾燥を招く心配があります。
しっかり落とそうと時間をかけたり、マッサージするように念入りにクレンジングしたり……心当たりのある方は要注意!時間をかけたクレンジングは、肌の潤いも一緒に奪ってしまいます。
クレンジングのやり方にも注意が必要です。
乾燥肌向けクレンジングの選び方
乾燥肌には実際どんなクレンジングがいい?ここからは、クレンジング剤の選び方をご紹介していきます。
選び方①:肌への負担が少ないものを選ぶ
洗浄力が強すぎず、また逆に弱すぎないものを選ぶことがポイント。
クリームタイプや油脂系のオイルがおすすめです。普段からナチュラルメイクの方はミルクタイプも◎。オイルと成分が近いバームタイプも人気が高いですが、こちらも主成分が油脂のものを選びましょう。
選び方②:W洗顔不要なものが◎
洗い流しても油分が肌に残りがちなクレンジング剤は、残った油分を洗い流すためにW洗顔が必要です。しかし、さらに洗顔を重ねることで肌に必要な潤いも洗い流してしまう恐れが。W洗顔不要なものの方が、乾燥が気になる方にとっては◎。
ただ、W洗顔不要でもミネラルオイル配合のクレンジングオイルは、乾燥が気になる方にとっては×。
選び方③:界面活性剤は配合されていてOK
「界面活性剤は肌に刺激があるのでは?」と、ネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、クレンジングなどの化粧品に使われる界面活性剤は、非イオン界面活性剤という皮膚刺激がほとんどないタイプ。
むしろ界面活性剤が無配合の場合、洗い流しても油分が肌に残ってしまいW洗顔は必要に。使用感も好ましくない心配があるので、界面活性剤は配合されていてOKです。
しかし、洗顔料や石けんは「ラウレス硫酸ナトリウム」などの陰イオン界面活性剤を使用していることが。こちらは人によっては刺激を感じる恐れがあります。
なかにはメイクも落とせる機能のあるものもありますが、このタイプの洗顔料が好きな方は以下の成分が配合されているものは避けた方がベターです。
注意したい界面活性剤 ✔ラウリル硫酸Na ✔ラウレス硫酸Na ✔ラウリン酸Na |
乾燥肌向けおすすめクレンジング
乾燥肌におすすめの「ミルク」「クリーム」「バーム」「オイル」をご紹介!
【乾燥肌おすすめ】クレンジングミルク
クレンジングの中では、比較的洗浄力が低めの位置付けにあるクレンジングミルク。メイクは軽めのナチュラルメイクの方におすすめです。
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クレンジングミルクは初めて使ったのですが、洗い上がりがしっとりで保湿力高いと感じました。ウォータープルーフマスカラを使っているので、ちゃんと落ち切るかなと心配していましたが、綺麗に落ちてくれました。(アットコスメ)
なじみが早いミルクタイプだから少ない力で伸ばせるし、伸びもよくて使いやすい。ポンプタイプだから蓋を開ける手間もなくていい。フローラルシトラスの香りで、さっぱりした香り。ダブル洗顔不要なのも楽だし、洗い上がりもしっとりした感じだったのがよかったかな。(アットコスメ)
【乾燥肌おすすめ】クレンジングクリーム
ミルクよりも洗浄力は高いとされるクレンジングクリーム。オイル同様、ミネラルオイルが主成分のものは脱脂力が高いので注意!
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マイルドに肌を傷めずに落とせます。香りもとても良いので癒されます!濃いメイクやウォータープルーフのマスカラは少し厳しいかもしれませんが、通常のメイクなら問題ありません。洗い流したあとの突っぱり感はゼロ。(アットコスメ)
シャンプーのようにたっぷり入っているので、最初は驚きました。オーガニックのクレンジングで、こんなに優しいのは初めてかもしれません。クリームタイプなので、とても使いやすいところが気に入ってます。乾燥気味な時はこれですね。(アットコスメ)
【乾燥肌おすすめ】クレンジングバーム
はじめは固形なのに肌にのせるとオイルのように溶ける特徴を持つクレンジングバーム。主な成分がオイルに似ています。クリームとオイルの間のような使いやすさで人気を集めています。
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ダブル洗顔不要とのことで購入しました。まずややかためのバームが肌の上でとろけてこれは使用しやすいと思いました。洗い上がりもすごくしっとりしていてとても気に入りました。時短になり、小じわも気にならなくなったのでまずは使いきってみようと思います!(アットコスメ)
天然成分ということで安心して堪能できます^^肌に落とすとスッと馴染んでメイクを落としてくれます!伸びが良く少量で済むのも良し。(アットコスメ)
【乾燥肌おすすめ】クレンジングオイル
乾燥が気になる方には特に慎重に選んで頂きたいのがクレンジングオイル!皮脂に近い成分である油脂系のオイルがおすすめです。
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筆者も愛用しています。軽めのメイクの日はもちろん、しっかりめにメイクした日でもメイク落ちが悪いなと感じたことはありません。 W洗顔不要の表記はないですが、洗い流した後に特に違和感はないので洗顔はしていません。つっぱり感はなく肌がしっとりする感じです♪ |
メイクがちゃんと落ちて、オイルなのに流した後はしっとり、ふかふかした肌になって、使っていて気持ちいいです!乾燥肌ですが、安心して使えています。(アットコスメ)
肌に負担をかけない!正しいクレンジングの仕方
肌に刺激や負担をかけないよう、クレンジングの仕方にも気を付けることが大切。
どのクレンジング剤を使う場合でも、基本的には以下のような流れでクレンジングを行います。
◆基本的なクレンジングの仕方◆ 1.クレンジングの前に手を洗う 手のひらは意外と雑菌が多いもの。まずは手を清潔な状態にしてからスタート。 2.適量を乾いた手にとる 手が濡れていると、クレンジングの効果を十分に発揮できない場合も。手は乾いた状態が◎。 3.Tゾーン→頬→目・口の順番で洗う 比較的皮脂の多い部分から洗っていきましょう。 4.ぬるま湯で洗い流す 体温より低め30~32℃くらいのお湯で流します。冷たすぎると汚れをしっかり洗い流せず、熱すぎると皮脂を余計に洗い流してしまうことに。 5.タオルで優しく水気をふきとる ゴシゴシ拭くのは肌の刺激になるのでNG!優しくふきとることが重要。 |
このとき注意したいのは……
✔力を入れすぎないこと ✔時間をかけすぎないこと |
マッサージするように肌を動かすやり方は、肌に負担がかってしまいます。肌を動かさないように優しく指を滑らせるだけでOKです。
また、クレンジング剤を長く肌に留めておくことも肌の負担になる行為。クレンジング剤を肌にのせてから流すまでは1分くらいを心掛けましょう。
乾燥肌の方は要注意!クレンジングのQ&A
乾燥を招きやすい行動はNG!クレンジングの使い方の気になる疑問をチェックしていきましょう。
Q.メイクをしていない日でもクレンジング剤を使っていい?
A.メイクをしていない日はクレンジング剤を使う必要なし。
クレンジングはあくまでメイク汚れを落とすためのもの。 ノーメイクにも関わらずクレンジング剤を使うと、肌に必要な水分油分を洗い流すことになりかねません。
クレンジングではなく、アミノ酸系など肌に優しいタイプの洗顔料を使うのがおすすめ。
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しっかりとした泡が、最後まで出てくる洗顔フォームです。洗い上がりもしっとりしていて、肌に余計な負担がかかっていないことが体感できるアイテムだと思っています。(アットコスメ)
泡洗顔を探していてこちらを使用してから何度もリピートしています。とても優しい洗い上がりで洗顔後、乾燥したりなどのトラブルなく使えています。(アットコスメ)
ただし、メイクはしていなくても日焼け止めを使った日はクレンジングの使用が望ましい場合も。日焼け止めを落とすときにクレンジングの使用を推奨しているかチェックしておきましょう!
Q.アイメイクを落とすにはリムーバーは必要?
A.常用はしない方がベター。
リムーバーは汗や水に溶けにくい油性成分を使ったウォータープルーフのメイクもしっかり落とせる処方になっています。洗浄力が非常に高く、同時に肌に必要な皮脂まで落としてしまい乾燥を招きやすいアイテム。
「ポイントメイクは先に落としておくもの」といつも予めリムーバーでアイメイクをオフしているという方!毎日の使用は目元の乾燥を促進させてしまうかもしれません。
まとめ:肌に合ったクレンジングでしっとり肌を手に入れよう
洗顔後のスキンケアも大切ですが、乾燥肌の方にとってはクレンジングで「落としすぎない」ことが重要。肌の潤いを保ちながら洗えるものがベストです!
成分にも注目しながら肌質に合ったクレンジングを選んで、しっとり肌を目指しましょう!

美容中心のブログを含め、3つのサイトを運営するブロガー。複数メディアで執筆も行っています。
30代に入り感じる肌の変化でエイジングケアに注力。低刺激や成分に注目した化粧品選びを重視しています。
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